プラサンティ

PRASANTI

閉店・移転、情報の修正などの報告

プラサンティでのんびりバリの田舎を満喫する!1泊体験レポート

バリを見る、ウブドを感じる、そして田舎の生活を体験できる、快適で家族の温かさに包まれるプネスタナン村にオープンしたゲスト・ハウスでの1泊レポート。

こんにちは~!バリ島ナビのバリ子です。ここのところ仕事が忙しくて、遠くに遊びに出かけたいのになかなか時間がありません。暇さえあればフラフラと気の向くままに遊び呆けているのが常なので、そろそろ我慢も限界に近付いてきた感じです。「あーもーどっか行きたぁ~い!!」と思いながらデスクに向かっている今日この頃。堪忍袋には緒というものがございまして、週末のお休みにサクッと1泊ウブドに泊まりに行こう!と決めたのです、ハイ。

ウブドには頻繁に出かけるバリ子なのですが、ここ最近は日帰りばかりで泊まりはかなり久しぶり。そんなバリ子が今回の宿に選んだのは、2009年の8月にオープンしたばかりの「プラサンティ・ベッド&ブレックファスト」。突発的に電話をかけ、「今日泊まれますか?」と当日予約(笑)今日は天気がいいので、バイクでウブドまで行くことにしました。

「プラサンティ」は、ウブドの中心部から車で約10分ほどのところにあるプネスタナン村の奥にあります。このプネスタナン、「ヤング・アーティスト・スタイル」手法のバリ絵画が生まれた芸術家の村としても有名なのですが、静かで田んぼもまだまだ多いロケーションが欧米人などに人気の場所。バリ子もよく行くのですが、泊まるのは今回が初めて。
プラサンティ プネスタナン ヨガ・スペースB ローカル・サロンもポツポツあります。

ローカル・サロンもポツポツあります。

ワルンも何軒もあるのでお買い物の心配もナシ!

ワルンも何軒もあるのでお買い物の心配もナシ!

ベジタリアン・ワルン「ワルン・パキール」もすぐ

ベジタリアン・ワルン「ワルン・パキール」もすぐ

プネスタナンの大通りから小道へ入ります。

プネスタナンの大通りから小道へ入ります。

ここでジュリア・ロバーツが撮影したんですよ~。

ここでジュリア・ロバーツが撮影したんですよ~。

さらに小さな道に入ると、周りは民家のみ。

さらに小さな道に入ると、周りは民家のみ。

昔ながらのこんなワルンも健在!

昔ながらのこんなワルンも健在!

プラサンティに到着。

プラサンティに到着。

まずはお部屋へ

かなりバリバリのローカル・エリアで、周りにあるのは民家や小さなワルンのみ。そんな中に「プラサンティ」の看板が見えましたよ~。ここのお宿はバリらしさのあるアット・ホームな雰囲気がコンセプトで、オーナーの住居の奥にゲスト・ハウスが4部屋あるんです。敷地内に足を踏み入れると、まずはこの母屋を通ってから今日バリ子が宿泊する田んぼ側の2Fのお部屋(No.4)へ。
敷地は奥に長くなっています。

敷地は奥に長くなっています。

これがオーナーの家。

これがオーナーの家。

家寺

家寺

ニワトリ発見!

ニワトリ発見!

田んぼ側から見た外観

田んぼ側から見た外観

2Fへの階段

2Fへの階段

広くてスッキリとしたインテリア。

広くてスッキリとしたインテリア。

ベッドもゆったり~。

ベッドもゆったり~。

泊まるのは今回が初めてなのですが、実は以前すでにお部屋は見に来たことがあるんです。この広いお部屋が気持ち良さそうだな~と思っていたのですが、今日は実際に1泊。満喫しますよ~♪

バリの民家の様子をのぞいてみましょ~!

お部屋でゴロゴロ休んだ後は、まずは「プラサンティ」内をウロチョロしてみることに。最初に向かったのは、田んぼ側のバリ子のお部屋から見えるお庭。この木々の先には田んぼが広がっているのですが、「一体ここには何があるのかな~」と思って見ていると、バナナ発見!うわぁ~、すごくたくさん実ってますよ~。そしてフッと下をむくとそこにはチャベ(とうがらし)が。面白くなって庭をずっと見ていたら、出てくるわ出てくるわ!ムンクドゥ(ノニ)、ヤシの木、ドリアンにナンカ(ジャック・フルーツ)、コーヒーまで。実はバリの田舎の家にはキレイな花をつける木だけではなく、「プラサンティ」のようにフルーツや香辛料などの木がたくさん植えられているんです。普段食べたり、お供え物に使ったりと大活躍します。
向こう側には広々とした田んぼ。

向こう側には広々とした田んぼ。

プラサンティ プネスタナン ヨガ・スペースB たわわに実ったバナナ。

たわわに実ったバナナ。

チャベ(とうがらし)

チャベ(とうがらし)

ムンクドゥ(ノニ)

ムンクドゥ(ノニ)

ヤシの木

ヤシの木

ドリアン

ドリアン

ナンカ(ジャック・フルーツ)

ナンカ(ジャック・フルーツ)

コーヒー

コーヒー

そして昔ながらの台所もしっかりと現役で頑張っています!バリ子は全くこんな台所は使ったことがないのに、「いや~、懐かしい!!」と思ってしまうのはなんでなんでしょうかねぇ(笑)大きめの台の上にまな板を載せて、その横に座りながらごはんの準備をするんですよ。台所にはバリ料理の決め手になるスパイスもいつも置かれています。
独立した昔ながらの台所

独立した昔ながらの台所

プラサンティ プネスタナン ヨガ・スペースB
プラサンティ プネスタナン ヨガ・スペースB プラサンティ プネスタナン ヨガ・スペースB
おっと~!ここで「プラサンティ」の看板犬のシロちゃんが登場です。シロちゃんの案内で母屋へやってくると、近所に住む家族の方が遊びに来ていて、バリ子も一緒に世間話。お父さんはテラスのテレビを見ながらくつろいでいる横で、お母さんはちょっとセクシーな格好でお供え物の準備中。そうそう、これこれ!まさにこれがバリ人の一般家庭の日常的なワン・シーン。バリに住んでいても、ローカルのお家を訪れないと見ることができない温かい雰囲気に、バリ子も一緒になって腰を下ろしてしまいました。
とっても人懐っこいシロちゃん。

とっても人懐っこいシロちゃん。

プラサンティ プネスタナン ヨガ・スペースB
テレビを見ながら一休み中のバパッ。

テレビを見ながら一休み中のバパッ。

くつろぎモードでバンタン作り中のイブ。

くつろぎモードでバンタン作り中のイブ。

ちょっと近所へもお出かけ

散々家族の皆さんとくつろいだ後は、「プラサンティ」を出て大通りへ。道沿いには「エス・クード(エス・クラパ・ムダ)」のカキリマが出ていて思わず買いたくなってしまいますが、まずは先へ。
バリ子がやってきたのは、以前から1度来てみたいと思っていたプネスタナンのヤング・アーティスト・スタイルの巨匠として世界的にも有名な「ソキさん」のギャラリー。「プラサンティ」からは散歩がてらにブラブラ歩いても行ける距離。1Fはプネスタナンの画家が描いた絵画があり、2Fがソキさんのコレクションになっています。どれもカラフルでとっても細かいバリの情景が描かれています。
1Fはプネスタナンの画家さんのコレクション

1Fはプネスタナンの画家さんのコレクション

2Fがソキさんの作品です。

2Fがソキさんの作品です。

細かい!

細かい!

カラフル~!

カラフル~!

いったん「プラサンティ」に戻り、今日のバリ子の夕方からの予定は、まずはヨガ。プンゴセカンの「ヨガ・バーン」まで出かけます。出がけに家族の皆さんに向かって「行ってきま~す!」とご挨拶。他の宿に泊まっても出かける時は必ず言いますが、何だか今日はバリ子の家族に言っているような気がするわ~。フフ!バリ子はマイ・バイクで出かけましたが、「プラサンティ」ではゲストのウブド市内への無料送迎が1日に1回あります。これは嬉しいサービスですね!
そしてヨガの後には、バリ子が今最高にハマッている「マタハリ・スパ」の岩盤浴へいつもの友達と。い~っつも静かに意識を集中させようと思うのに、メンバー構成が悪く、絶対大笑いの時間になってしまうんですよね~(あ、バリ子のせい?)でも今日も楽しく、体もポカポカで大満足!「プラサンティ」から「マタハリ・スパ」まではバイクで約5分ととっても近いんですよ~。昼間絶景を眺めながらのスパも気持ちがいいでしょうね。
ディナーを済ませて「プラサンティ」に戻ると、母屋ではオーナー家族が団らん中。お子チャマ2人はテラスの床にチョークでお絵かきの真っ最中。バリ子も混ぜてもらって、みんなであてっこしながらどんどん描いていきます。バリ子の描いた犬は「ティクス(ネズミ)だよ~!」と言って大笑いされましたが、アンパンマンはなかなかの出来だったはず!
今日は1日と~っても充実した時間が過ごせました。部屋に戻ると、周りはとっても静か。田舎の夜は早いんです。ゆっくりと湯船に浸かり、疲れを落としてからおやすみなさ~い。

田舎は朝も早い!のですが…

いやぁ~、昨日の夜はぐっすりとゆっくり休めました。「プラサンティ」は全室エアコンはなくファンのみなのですが、ウブドは南部と比べて気温が低いので、ファンだけでも全然大丈夫。今日は早く起きて、イブ(お母さん)の料理を作っているところを見たかったのですが、バリ子が起きた時にはすでにもう料理は出来上がってました、ホホホ(恥)今日のおかずは魚やお肉、テンペ、タフの揚げたものに玉子焼き、サンバルもあります。おいしそ~う!
台所からいい匂いがします。

台所からいい匂いがします。

トントントントンとリズミカルにブンブを刻みます。

トントントントンとリズミカルにブンブを刻みます。

今日の家族のごはんはこちら~。

今日の家族のごはんはこちら~。

プラサンティ プネスタナン ヨガ・スペースB
さてさて、バリ子も朝食をいただくことにしましょう。メニューは食パンにスクランブル・エッグ、サラダにフルーツとボリューム満点!スクランブル・エッグはニンニクの味が効いていて美味しいし、サラダはオーガニック野菜を使っているそうで、朝食にもこだわりが感じられます。そしてフルーツ・サラダに入っているパパイヤは、昨日バリ子が見た「プラサンティ」のパパイヤの木から採ったものなんだそうですよ!
ボリューム満点でおいしそ~う!

ボリューム満点でおいしそ~う!

パパイヤはお庭で採れたもの。

パパイヤはお庭で採れたもの。

基本的に朝食はこの1種類だそうですが、連泊するゲストには違ったものも用意してくださるそうです。またインドネシア料理を食べたいという方には、事前のリクエストがあればナシ・ゴレンやミー・ゴレンも作ってくれるそうです。

朝食の後は田んぼへお散歩に

食事もお腹いっぱいいただいて満足したバリ子。このままお散歩に出かけることにしましょう!プネスタナンはまだまだ田んぼが多く残り、その田んぼの中に建つレンタル・ハウスが欧米人に人気。そんなのどかな景色を眺めながら、プネスタナンのあぜ道を歩くと気持ちいいでしょうね~。ちょうど「プラサンティ」の奥が散歩コースの1つとして旅行者もよく通ると言うこと。バリ子が家を出たら、シロちゃんが案内役をかって出てくれて、先導してくれます。ありがと~!
ボクについておいでよ~!

ボクについておいでよ~!

軽快な足取りのシロちゃん

軽快な足取りのシロちゃん

バイクもあぜ道を通ります

バイクもあぜ道を通ります

坂を登りきると、視界が開けました

坂を登りきると、視界が開けました

おじいちゃんは田んぼの帰りかな?

おじいちゃんは田んぼの帰りかな?

プラサンティ プネスタナン ヨガ・スペースB
プラサンティ プネスタナン ヨガ・スペースB 田植えの後はキレイでしょうね~

田植えの後はキレイでしょうね~

のどかな田んぼの景色を満喫して、なんだかとっても清々しい気持ちになりました。「プラサンティ」まで戻ってくると、丁度イブが門の前でサイバン(お供え物)をしていました。シロちゃんも頑張ってくれたからお疲れの様子。
イブはバンタン中。

イブはバンタン中。

プラサンティ プネスタナン ヨガ・スペースB シロちゃん、お疲れ様~!

シロちゃん、お疲れ様~!

1泊だけの滞在でしたが、「プラサンティ」で久々にバリの一般家庭の雰囲気に触れられて、とっても楽しい時間を過ごせました。リゾート・ホテルに泊まって特別な行事を観に行ったり、カルチャー・パークや文化体験プログラムに参加するのももちろん楽しいのですが、普段のバリの人々の生活を直接見ることができるというのもとても貴重な体験ですよね。「プラサンティ」で他にも良いと思った点は、ゲスト・ハウスと住居部分のスペースがきちんと別れているところ。お部屋に行くには必ず母屋の前を通らなくてはいけませんが、家族は奥のゲスト・ハウスのスペースには田んぼに行くとか、フルーツをとるとか、用事のある時しか入って来ないので、プライバシーが保たれているところ。ロスメンやゲスト・ハウスに泊まると、ゆっくりしたい時にもあーだこーだ話しかけられたり、どこかから誰かがずっと見ていたり、というようなことがありますが、「プラサンティ」では家族と交流をしたければ母屋に寄ればいいし、そうでなければ奥のゲスト・ハウスに行って自分の部屋でゆっくりするという明確な線引きができています。

ウブド郊外といっても車で10分程度の距離にある「プラサンティ」。ウブドの中心部は観光化が進み、街の中のホテルに滞在すれば一歩外に出ただけで、気のきいた雑貨のお店やおいしいレストランもたくさんありますが、プネスタナンにはそんなウブドの街中にあるようなものはありません。しかし、ウブドに今はないものが、ここプネスタナン村にはいまだにあるのです。南部に住むバリ子にとっても久々にデサ(村)の生活に触れることのできる時間はとっても有意義なものになりました。みなさんも観光地では見ることのできないバリを体験しに「プラサンティ」に滞在してみてはいかがでしょうか。以上、バリ島ナビのバリ子でした~!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 :2010-07-30

ページTOPへ