閉店・移転、情報の修正などの報告

シルバー細工の職人が集まり、メイン・ストリートにはたくさんのシルバー・ショップが並ぶ工芸の村

アパ・カバール、バリ島ナビです!今日は銀細工の村「チュルク(Celuk)」にやって来ました~!バリでのショッピングやお土産選びでは外せないシルバー雑貨やアクセサリーですが、シルバー・ショップはバリの至る所にあり、最近ではセンスの良いオシャレなショップも観光地に多いことから、わざわざチュルクまでやって来る人は少なくなっています。
元々バリのシルバーは魔除けの力が込められた「クリス(短剣)」が発祥となり発展してきたと言われています。そして鍛冶師「パンデ」が多く集まるのがチュルクなのです。

一昔前、まだ大型観光バスに乗って観光旅行をするのが主流だった頃には、ウブド方面へのツアーにはたいてい組み込まれていた「チュルク」ですが、なかなかモダンなデザインがなかったり、値段も高いお店も多いことから、今ではツアー以外では訪れる方も少ないようですが、これがなかなか面白いんですよ~!かくいうナビもチュルクはよく通るけど、シルバー・ショップをのぞいてみるのはかな~り久しぶり。今日は皆さんと一緒に「チュルク巡り」をしてみましょ~!

チュルクのロケーション

「チュルク」はデンパサールから北へ向かって約20分くらいのロケーション。バティックの村トパティを過ぎ、石やバロンダンスなどの会場があるバトゥブランを過ぎた場所にあります。
バトゥブランとの境界にあるバロン像。

バトゥブランとの境界にあるバロン像。

バロン像から右手に進めばチュルクです。

バロン像から右手に進めばチュルクです。

道路両脇にはシルバー・ショップの看板が並び始めます。 道路両脇にはシルバー・ショップの看板が並び始めます。

道路両脇にはシルバー・ショップの看板が並び始めます。

どの看板を見ても、ほぼシルバー・ショップの看板! どの看板を見ても、ほぼシルバー・ショップの看板! どの看板を見ても、ほぼシルバー・ショップの看板!

どの看板を見ても、ほぼシルバー・ショップの看板!

看板のレトロ~な感じを見ても分かるように、チュルクのシルバー・ショップのほとんどは、何と言いましょうか、味のある、そして歴史の感じられる、…要するに、大多数のショップは古い建物が多いんです。古いだけではなく、「シルバー御殿」と呼ばれるほどに、まるで宮殿のような巨大で豪華なショップもゴロゴロあり、そのほとんどがバリ式建築。最近バリもどんどん近代化が進み、ショップもホテルもモダンなものが増えている中、チュルクのシルバー御殿は、今も変わらずバリの伝統様式を守り続けていて、そんなド派手なショップを道なりに眺めるだけでも、これがまた新鮮で楽しく感じてきますよ~!
あっちを向いてもこっちを向いてもコテコテのバリ・スタイルで豪華絢爛!これホントにシルバー・ショップ?って思っちゃうくらいです。 あっちを向いてもこっちを向いてもコテコテのバリ・スタイルで豪華絢爛!これホントにシルバー・ショップ?って思っちゃうくらいです。 あっちを向いてもこっちを向いてもコテコテのバリ・スタイルで豪華絢爛!これホントにシルバー・ショップ?って思っちゃうくらいです。
あっちを向いてもこっちを向いてもコテコテのバリ・スタイルで豪華絢爛!これホントにシルバー・ショップ?って思っちゃうくらいです。 あっちを向いてもこっちを向いてもコテコテのバリ・スタイルで豪華絢爛!これホントにシルバー・ショップ?って思っちゃうくらいです。 あっちを向いてもこっちを向いてもコテコテのバリ・スタイルで豪華絢爛!これホントにシルバー・ショップ?って思っちゃうくらいです。

あっちを向いてもこっちを向いてもコテコテのバリ・スタイルで豪華絢爛!これホントにシルバー・ショップ?って思っちゃうくらいです。

店内は広々として、商品の数も豊富です。 店内は広々として、商品の数も豊富です。

店内は広々として、商品の数も豊富です。

どんなものがあるの?

銀細工の村として有名な「チュルク」ですが、看板を見ると「Emas - Perak」と書いてあるところも多く、シルバーと同じくゴールドを扱っているお店も。またそれ以外にもクニンガン(真鍮)なども置いてあったりと、シルバーだけを扱っているというワケではないんですよ。
シルバー

シルバー

ゴールド

ゴールド

真鍮

真鍮

バリのシルバー事情を少し…

お供え物を入れるボゴール

お供え物を入れるボゴール

「クリス(短剣)」を作る刀鍛冶が集まったのが発祥という話に触れましたが、クリスだけではなく、シルバーは宗教行事の際の儀式道具として使われたり、男性女性共に装飾品として利用されてきました。正装の際の装飾としては、高価できらびやかな金ももちろん装飾品として人気なのですが、シルバーの人気も絶えることなく続いています。
バリ独自のモチーフ

バリ独自のモチーフ

バリでは銀は採れず、原材料はカリマンタンをはじめとするインドネシアの他の島からバリへ持ち込まれます。チュルクやバリのシルバー・ショップで見かける細やかなシルバー・レースの銀細工は元々はジャワ島のジョグジャカルタの技法。バリ独自のモチーフは大仏様の頭の様な小さな粒々をあしらった「ジャワン」を用いたものになります。当時は粒の大きさも大きかったのですが、どんどん小さくなっていき、今ではその繊細な仕上がりが、アクセサリーとしても人気です。
ジョグジャカルタが本場の銀細工 ジョグジャカルタが本場の銀細工 ジョグジャカルタが本場の銀細工

ジョグジャカルタが本場の銀細工

その後バリの観光開発が進むにつれて、伝統的な技法だけではなく、様々なシルバー細工が作り出され、世界中のバイヤーが持ち込むデザインと組み合わさり、多種多様な銀製品が生み出されています。
バリの銀細工は本来全て手作業で一つ一つ丁寧に作りあげられます。ここ最近大人気のガムラン・ボールは、もともとは以前からあったものですが、新しいモチーフが増え、グッドラック・チャームとして人気が急上昇!このガムラン・ボールも一つ一つ、職人さんが手作りで作っているんですよ~。
手作りで1つ1つ時間をかけて丁寧に作られます。 手作りで1つ1つ時間をかけて丁寧に作られます。 手作りで1つ1つ時間をかけて丁寧に作られます。

手作りで1つ1つ時間をかけて丁寧に作られます。

人気のガムラン・ボールも種類いろいろ。 人気のガムラン・ボールも種類いろいろ。 人気のガムラン・ボールも種類いろいろ。

人気のガムラン・ボールも種類いろいろ。

大通りから中へ入ってみましょう!

さぁ、大通りから少し中へ入っていきましょう。メイン・ストリートのラヤ・チュルク通りから中に入っても、そこにはまだまだシルバー・ショップの看板が並んでいますよ~。
大通りの大規模なショップと比べると、少しお店の規模は小さなものが多くなります。
大通りから中に入ると、今度はショップだけではなく、工房や職人さんの家もたくさん! 大通りから中に入ると、今度はショップだけではなく、工房や職人さんの家もたくさん! 大通りから中に入ると、今度はショップだけではなく、工房や職人さんの家もたくさん!

大通りから中に入ると、今度はショップだけではなく、工房や職人さんの家もたくさん!

シルバー・ショップに混ざって目につき始めるのが、シルバーの工房。チュルクのシルバー・ショップの職人さんは、ほとんどが地元出身で、小さな頃からシルバー作りに携わっているベテランさんばかり。大きなお店で働いている人から、自宅の一部を工房として作品を作り、大きなお店に卸している人から、海外輸出用のシルバーを作成している人と様々。
旅行者の方にはあまり縁のない話かもしれませんが、海外の大きな雑貨ショップなどは、表通りの大きなショップには行かずに、こんな風に小さな工房と直接契約をしていたりするんですよ!
奥まで入れば、こんな民家でもシルバーを作っています。 奥まで入れば、こんな民家でもシルバーを作っています。 奥まで入れば、こんな民家でもシルバーを作っています。

奥まで入れば、こんな民家でもシルバーを作っています。

もちろんオーダーもできます!

バリの他の雑貨と同じく、シルバーももちろんオーダーできます!お店によっては最低個数が違いますが、1個から作ってくれるところも。自分で描いたデザインを持ち込んだり、雑誌を参考に細かいアレンジをお願いすることも可能。自分だけのオリジナル・シルバーを作ってみてはいかが?

チュルクの村を表通りから奥までフラフラと周ってみましたが、久しぶりにじっくりと散策してみたナビも、とっても楽しかった~!「いまさらチュルクはいいかな~」「シルバーならスミニャックでオシャレなものを買いたい!」と思う方もいらっしゃると思いますが、これがなかなかあなどれません!初めての方も、以前行ったことがある方も、新たなチュルクの魅力を探しに足を運んでみませんか?以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!

記事登録日:2011-05-25

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2011-05-25

利用日
女性 男性