■バリ島の気候と服装

気になるバリの気候と服装は?

アパ・カバール、バリ島ナビです!せっかくの旅行、100パーセント遊びつくそうと思ったら、訪問先の気候やお天気はとっても気になるところですよね。バリ島は南国だから常夏、ゆえに真夏の服装でOK!と思っているアナタ、ちょっと待ってください。ほぼ赤道直下、もちろん年中暑いバリ島ではありますが、一年を通して一本調子の暑さというわけではありません。2つの季節とその特徴を知って、快適なバリ島旅行に役立ててください。

◆位置

赤道直下とその周辺を東西5000キロ以上にわたって個性的な島々が広がる世界最大の島しょ国家インドネシア。バリ島はその連なりのちょうど真ん中あたりに位置しています。首都ジャカルタのあるジャワ島の東隣、赤道からは約8度南にあります。地球儀を回してみると、同じくらいの緯度にタンザニアやブラジルなどの国があり、やっぱり暑い場所なんだなーと納得ですね。
青空とヤシの木。これぞ南国のリゾート!

青空とヤシの木。これぞ南国のリゾート!

年中プールやビーチで思いっきり泳げる気候です

年中プールやビーチで思いっきり泳げる気候です

でも、木陰に入ると涼しいんですよー!

でも、木陰に入ると涼しいんですよー!

◆気候

日本のように変化に富んだ四季がないので、気温は一年を通じて最低が24℃前後、最高が32℃前後と大きく変わることはありません。エリア別に見ると南部エリアのクタ、ヌサドゥアなどは他と比べて気温が少し高く、山間部に当たるウブドやキンタマーニなどの中部エリアは気温が低めで、雨季の間は南部よりも降水量が多くなります。
山間部は朝晩冷え込みます

山間部は朝晩冷え込みます

ビーチリゾートエリアは年中常夏!

ビーチリゾートエリアは年中常夏!

バリ島の季節は乾季と雨季の2つに分かれます。乾季は4月から10月、雨季が11月から3月頃までと言われています。乾季は雨が少なくて湿度が低く、気温も若干低くなります。雨季は降水量が多くなり、時にすっきりしない曇り空の日が続くこともあります。しかし世界的に天候の変動が問題になっている昨今、バリ島も例外ではなく、最近はその境目があまりはっきりしなくなってきました。クリスマスシーズンになってもなかなか雨が降らずに水不足が心配されたり、乾季にどんよりした日が続いて日中もシトシト雨が降ったり、といった具合です。それでも、乾季と雨季には特徴的なかなりはっきりした違いがあります。

乾季:日中は30℃を超えることが多いですが、湿度が低いので、直射日光を避ければさわやかで気持ちのよい季節です。雨は全く降らないわけではありませんが、日中、長い時間降りこめられるようなことはあまりなく、観光には適しています。特に日本がいちばん蒸し暑くて過ごしにくい7、8月頃は、バリでは逆に最も気温が低くなる時期で、湿度も低く、日本の夏より断然快適な気候です。街中でも夜間はかなり涼しく感じられます。乾季は昼と夜の気温差が比較的大きいので、体調を崩さないように注意が必要です。またこの頃は凧揚げ大会が盛んに行われることからも分かるように、風も大変強くなります。涼しさに一役買っているこの風ですが、南部のバドゥン半島沿岸は高い崖になっているエリアが多く、ぼんやり立っていると吹き飛ばされそうでちょっと怖いくらいのことも。柵のないところから海を眺めるときなどは気をつけてくださいね。もちろん、晴れた日中は、太陽が肌につき刺さるかと思うほどの暑さです。ビーチで過ごすときや街歩きの際でも、日焼けには注意して、水分をたくさん取るように心がけましょう。
季節によっては風の強い時期も

季節によっては風の強い時期も

暑い時期でも日本の夏より快適なバリ

暑い時期でも日本の夏より快適なバリ

雨季:乾季が終わり雨季に入ると、じっとりと蒸し暑い日々がはじまります。典型的には夜半から明け方に雨が降るようになり、時には朝になっても明るくならず暗い曇り空が広がることもあります。雨季でも日中は晴れの日が多いのですが、湿度が高くなり風は弱いため、自分のまわりの空気が停滞して息が詰まるような蒸し暑さに包まれる感覚があります。少し歩くだけで体力がうばわれるので、観光やスポーツは何度も休憩を入れるようにして、無理のないスケジュールで楽しみましょう。水分補給も忘れずに。一方、豪快に雨が降りはじめると、温度が少し下がりややしのぎやすく感じられます。強い雨にあっては傘もほとんど役には立たないし、あっという間に道路は水びたし、車はスピードを緩めることもなく水しぶきを飛ばして走っていきます。大抵は短時間のスコールなので、ショッピングモールやスーパーに入ったり、カフェでのんびりしたりして過ごすのがおすすめです。観光やアクティビティも雨で中止ということはまずありません。ちなみにスコールはとても局所的なので、車で移動中だったりすると、ものすごい土砂降りから突然カーテンを開けたように快晴でカラカラに乾いた道が広がっているということがあります。ものの見事に「はい、ここまで~!」と境界線を引いたかのようなお天気の変わり目を抜けるのはちょっと珍しい体験ですよね。
雨季の土砂降りスコール!そんな日はホテルでのんびりも贅沢♪

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スコールの後は、カラッとお天気に

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◆服装

基本的に年間を通して日本の夏用の服装で大丈夫です。ビーチリゾートでは日本より大胆に肌を露出したおしゃれを楽しむのもアリですが、ほんの少しの間外に出ているだけでもかなり陽に焼けますから、紫外線対策は怠りなく!暑さをしのぐためなら、特に乾季の間はむしろ肌を隠し気味にする方が良いですよ。バイクにまたがった地元のバリ人が長袖ジャンパーに手袋、サンダルなのに靴下、といった恰好なのは、強すぎる日差しを避ける意味もあるんです。また、ホテルやレストランなどの室内は過剰なくらいエアコンが効いているところもあり、外との温度差で体調を壊しやすいので注意が必要です。プールサイドやビーチでディナーやバータイムを楽しむ場合も、乾季の夜は特に気温が下がり風も強いので、巻きものや羽織りものの準備は忘れずに!バリ島らしいサロンやストールを現地調達してアレンジするのも素敵ですね。
暑いバリだからこそ、直射執行を避けるための羽織るものは必須アイテム!現地調達でバリらしいアイテムをゲットするのもアリですよ~! 暑いバリだからこそ、直射執行を避けるための羽織るものは必須アイテム!現地調達でバリらしいアイテムをゲットするのもアリですよ~!

暑いバリだからこそ、直射執行を避けるための羽織るものは必須アイテム!現地調達でバリらしいアイテムをゲットするのもアリですよ~!

強い日差しを遮るには帽子やサングラスもあるといいですね。帽子はピッタリしたものだと熱がこもって逆に頭が蒸れてしまいますから、ストローなど涼しい素材でちょこんとかぶれるようなものが気持ちがいいです。日本ではちょっと目立ってしまう、女優帽みたいなつばが広いものも、こちらでは実用的で役に立つかも。サングラスは、バリではではあまり良い物が手に入らないので、お手頃な値段で紫外線カットなどの機能もすぐれた日本のサングラスを持参することをおすすめします。
バリの日差しは強烈!帽子はジャランジャランには欠かせません

バリの日差しは強烈!帽子はジャランジャランには欠かせません

サングラスも必須アイテムの一つ

サングラスも必須アイテムの一つ

道行く旅行者も、南国リゾートらしい服装に帽子やサングラスなど合わせて♪ 道行く旅行者も、南国リゾートらしい服装に帽子やサングラスなど合わせて♪ 道行く旅行者も、南国リゾートらしい服装に帽子やサングラスなど合わせて♪

道行く旅行者も、南国リゾートらしい服装に帽子やサングラスなど合わせて♪

◆まとめ

時期を選んで旅行できる場合は、雨の心配があまりなく、気温も湿度も低い7~9月頃が快適に過ごせるバリ観光のベストシーズンと言えるでしょう。でも、雨季でも一日中雨が降り続くという日はあまりないので、観光スケジュールも十分にこなせると思います。ドリアンやマンゴーなど旬の美味しい果物や、雨に洗われて美しく輝く緑の田園や山の風景が楽しめるのは雨季ならではです。

前にも触れましたが、ここ最近は雨季、乾季の始まりがずれているような印象もあり、またそれぞれの特徴に当てはまらないような天気があったりで、日本の暖冬とか冷夏みたいなものなんでしょうか?まあ、お天気ばかりは人間の力ではどうにもならないもの、しっかり準備して色んなお天気のバリ島をエンジョイしてくださいね。
以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-04-03

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