バリ島のブブール(お粥)特集

バリ島のブブール大集合!こんなにいろいろあるんですよ~。

アパ・カバール、バリ島ナビです!突然ですが、みなさん朝食はしっかり食べる派ですか?ナビは朝は睡眠優先で、少し遅い時間にブランチのような感じで食べることが多いのですが、バリの人々の食習慣はというと、食事を朝、昼、晩と決まった時間にきっちり食べるのではなく、お腹が空いた時に勝手に一人でちょこちょこ食べるという感じで、間食や少なめのごはんを日に何度も食べたりするんですよ。特に朝食はコピ(コーヒー)とジャジョ(お菓子)でまずは目を覚まし、ごはんは少し後で食べたり、会社勤めをしている人などは、通勤路でごはんをブンクス(お持ち帰り)して、オフィスに着いて落ち着いた頃に食べ始めたり。バリの食習慣は日本とは異なる点が多いのですが、とにかくちょこちょこと間食をするのも大きな違い。小腹が空いたらスナックを食べる、というよりも、小ぶりのお椀で出てくるバクソ(肉団子スープ)やミー・アヤム(チキン・ヌードル)などのようなごはんに近いものを食べるのです。そんなお手軽フードの中の一つが「ブブール」、お粥です。今日はみなさんにバリのブブールをご紹介したいと思います~!

ブブールってどこで買えるの?いつ食べるの?

「ブブール」は、バリではおやつ感覚で食べられる間食として、ポーションの小さなものが主流です。お粥のレストランや専門店もありますが、ブブールを扱う「カキリマ」という移動屋台が街のあちこちに出ています。また朝食としても定番メニューで、たいていどこのパサールに行っても、パサール・パギ(朝市)の一角にはブブール売りを見かけることができます。またスーパーのお菓子コーナーやワルンの店先にビニール袋に入ったものがあったりと、一般的に食されています。
余談ですが、日本では風邪をひいた時や体調のすぐれない時にお粥を食べますが、バリでは病気の時でも普段食べている食事をするんですよ~!特にスタミナのつくサテ・カンビン(ヤギ肉のサテ)なんて、日本人のナビとしては見ただけでゲッソリしてしまいますが、「体調悪いからサテ食べてきたよ~」なんてことはバリでは当たり前なのです。

ブブールの種類は?

そんなブブールにはどんな種類があるのか、ここでご紹介してみましょう。

ブブール・アヤム
鶏のお粥。白粥に、鶏肉の裂いたものや錦糸卵、ピーナッツなどがのせられたもの。そしてお粥の上からはスパイスやココナッツ・ミルクで作られたソースをかけます。白粥は一見ただ炊いただけにも見えますが、スパイスやハーブなどでほのかな味つけがされています。体調の悪い時にはスパイス・ソースをかけてもらわずに、白粥だけを買うこともできます。

ブブール・インジン
レストランなどのインドネシアン・スイーツとしても、「ピサン・ゴレン」と並んで「ブラック・ライス・プディング」と紹介されているのがこの黒米のお米。甘くネットリしたお粥に、少し塩味もあるココナッツ・ミルクをた~っぷりとかけていただきます。ただ甘いだけではなく、お粥とココナッツ・ミルクの奏でる「甘塩っぱい」味わいが人気です。

ブブール・カチャン・ヒジョウ
緑豆のブブール。ブブール・インジンと同じく、おやつの定番です。グラ・メラ(パーム・シュガー)とココナッツ・ミルクで甘く炊いたブブールは、やはり少し塩気もあり、サラサラとした食感です。ブブール・インジンとミックスして食べることもできます。

ブブール・スムスム
米粉をダウン・スジ(スジという植物の葉)で色づけして餅状にしたものに、グラ・メラのシロップをかけて食べるブブール。ブブール自体は塩味が強く、お餅よりもさらに柔らかく、お粥とは思えない食感です。バリでは離乳食として赤ちゃんに食べさせたりもします。

カキリマ屋台では、大きなお鍋にブブールがいっぱい!

カキリマ屋台では、大きなお鍋にブブールがいっぱい!

「○千ルピアね!」というと、その分のブブールを作ってくれます。

「○千ルピアね!」というと、その分のブブールを作ってくれます。

ココナッツ・ミルクもた~っぷりかけて出来上がり~!

ココナッツ・ミルクもた~っぷりかけて出来上がり~!

こちらはブブール・アヤムのカキリマ。コップにビニール袋をセットして…

こちらはブブール・アヤムのカキリマ。コップにビニール袋をセットして…

そこにお粥を入れます。

そこにお粥を入れます。

お持ち帰り用です。

お持ち帰り用です。

レストランでオーダーすると、アイスクリームがのったりと、少しオシャレに変身! レストランでオーダーすると、アイスクリームがのったりと、少しオシャレに変身!

レストランでオーダーすると、アイスクリームがのったりと、少しオシャレに変身!

バリのブブールってどんなの?

ブブールの代表選手をいろいろとご紹介しましたが、バリらしい「バリのブブール」も、もちろんありますよ~!それがこちら↓
うぅ~、写真を見ただけでもおいしそ~~~!糊状に炊きあげられたブブールに、バリの料理方法で作られたおかずいろいろと、スパイス・スープがかかっています。ココナッツ・ミルクを使うインドネシア料理よりも、よりパンチと辛味と塩味があるバリならではのブブール、これがおいしいんですよ~!簡単に言うと、ナシ・チャンプルのごはんがブブールになった感じです。ナシ・チャンプルが地方やお店によって味が異なるように、ブブールも場所と作る人によって味は千差万別。パサール・パギには早朝からやって来る買い物客のイブイブたちが朝ごはんの支度にとりかかる前に、まずはパサールでブブールを買って食べたりします。特に乾季のバリの朝は寒い!そんな時はやっぱりナシ・チャンプルよりブブールが食べたくなるんですよね。
まずはブブールを入れて、

まずはブブールを入れて、

好きなおかずをチョイス!

好きなおかずをチョイス!

インドネシア料理にお腹が疲れたら、やっぱり中華粥!

ご当地お粥もいいけれど、油を大量に使うインドネシア料理にお腹が疲れてきたときには、やっぱりサラサラっと中華粥が恋しくなるもの。でも、ご心配いりませんよ~!バリには中華粥の専門店もちゃんとあります!

そして、日本でもブブールを楽しめます!

バリ滞在中は、是非レストランやカキリマで、出来たてのものを味わっていただきたいのですが、日本でもブブールの味を楽しみたいと思ったあなたには、インスタント・ブブールを。お湯をかけるだけでブブールになっちゃうというお手軽なものもあるので、スーパーで是非ゲットしてくださいね~。

バリのブブールをご紹介してきましたが、いかがでしたか?いろいろな種類のブブールがあり、それぞれ味も異なるので、その日の気分によっていろいろとチャレンジしてみてはいかがでしょうか。以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-08-18

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