11~12月のバリ島はどうでしょう?
アパ・カバール、バリ島ナビです!今年も早いものでもう11月ですね。観光地であるバリ島は、年末年始のニューイヤーホリデーが一年で一番旅行者の多いピークシーズンで国内外の旅行者で賑わいをみせます。また、12月はバリ島のお盆に当たるガルンガンとクニンガンもあり、年末を前にして、バリ島はお祭りムード一色になります。
季節的にはこの頃から雨季を迎え、湿度も乾季に比べると高くなってきます。雨は降るものの、実りの雨。この頃からマンゴーなどのトロピカル・フルーツは旬を迎え、値段も安くなり、気軽に美味しいフルーツを楽しめるとあり、この時期を狙ってバリを訪れるリピーターさんも多い時期に突入します。それでは11月から12月にかけてのバリ島をご紹介していきましょう。
バリ島の気候と天気
【気温】
11月 最高32.7℃ 最低23.5℃
12月 最高33.0℃ 最低23.5℃
【降雨量】
11月 47mm 平均降雨日数16日
12月 63mm 平均降雨日数22日
バリ島カレンダー
バリの暦
■2014年11-12月の満月: 11月7日、12月8日
■2013年11-12月の新月:11月6日、12月21日
バリ暦5番目の月「サシ・クリモ」は11月21日まで。11月22日から12月21日ま ではバリ暦6番目の月「サシ・クウヌム」となります。12月22日からは、バリ暦7番目の月「サシ・クピトゥ」が始まります。
11-12月のインドネシアの祝日
■12月17日 イスラム暦1436年新年(イスラム暦の元旦)
■12月17日 ハリ・ラヤ・ガルンガン(バリ・ヒンドゥー教の迎え盆)
■12月25日 クリスマス
■12月26日 一斉休暇日
■12月27日 ハリ・ラヤ・クニンガン(バリ・ヒンドゥー教の送り盆)
11-12月のバリ島の祝日
■11月17日 ブサキ寺院のグラップ寺院にてオダランが始まります。
■12月 16日 プナンパハン・ガルンガン:迎え盆ガルンガンの前日。悪霊にお供え物をし、ガルンガンの準備を行う日。ハレの日の料理ラワールもこの日作られ、その際に絞めた動物の生血は悪霊へと捧げられます。
■12月17日 ガルンガン:日本の迎え盆に当たる日。バリ・ヒンドゥー教の最高神であるサンヒャンウィディに感謝し、先祖の霊を迎えるために、各家、村の寺院にお供え物を供え、祈りをささげる日。
■12月18日 マニス・ガルンガン:お盆のあいさつに家族や親せきの家を訪ねる日
■12月27日 クニンガン:ガルンガンの10日後にあたる日。先祖の霊を送り返す日。先祖の霊が天界へ帰る前の午前中にお供え物を捧げます。
■12月27日 タマン・プレ寺院のオダラン:マスのタマン・プレ寺院にてオダランが始まります。
■12月27日 パンティ寺院のオダラン:クルンクンのパンティ寺院にてオダランが始まります。
バリ島知っ得情報!
ペンジョールのお飾り
バリ・リピーターさんには、ガルンガンやクニンガンのお祭りムード漂うバリが好きで、わざわざその時期に合わせて旅行を計画する方もたくさんいらっしゃいます。また、ビギナーさんでもバリのお盆の雰囲気を楽しんでみたいと思われる方も。ガルンガンの日付けは分かっていても、何時頃にどんなことをどこでやっているのか?そんな皆さんのために、今回はガルンガン周辺の儀式やその準備の流れを簡単にご紹介してみたいと思います。
豪華なお飾りや竹などが店先に並びます。
ガルンガンが近くなっていくにつれて、バリ島はなんともそわそわした空気が流れ始めます。来るガルンガンに向けて、各家ではお供え物の準備をかなり前から進めています。そして、ガルンガンまでに家の前に建てる竹のお飾り『ペンジョール』が道端のお供え物屋さんに並ぶようになり、華やかな雰囲気が出てきます。
ガルンガン前の市場は大混雑
ガルンガン前の朝市では、お祭りのために作る料理の材料や、お供え物の材料、そしてお供え物に入れる果物を買い求める地元の人々で溢れかえります。朝市は5~7時くらいまでが一番にぎわう時間帯。お祭り前のエネルギッシュな市場を覗いてみたい方は、是非この時間帯に。
ペンジョールの準備
ガルンガンから数えて3日前にはペンジョールを家の前に立てます。家の男衆やご近所さんが協力しあって、竹にデコレーションを付けていく様子、竹を立てる様子を見ることができます。とは言っても、男手の少ない家や、最近では働きに出ていてお休みが取れないといった理由から、ガルンガン前日に立てる家やエリアもあり、ガルンガン3日前にはバリ島全域でペンジョールが並んでいるというワケではありません。バリの道路わきにキレイに立ち並ぶペンジョールは、それはそれは美しく、旅行者にも人気。観光やドライブのついでにペンジョールを眺めることができるのもこの時期ならではの楽しみ方です。
ペンジョールが立てられた様子
そしてガルンガン前日のプナンパハン・ガルンガン。この日は早朝まだ暗いうちから豚を絞めるところから始まります。これはラワールというお祭りの際に作るバリの郷土料理を作るため。リゾートエリアでは見ることはできませんが、朝早くローカルエリアに出かけてみると、村の集会場や道路脇で男衆が豚を絞めている様子を見ることができます。そして細かく切り分けられた肉をそれぞれが持ち帰り、料理をします。
ガルンガン当日は供物を供えてお祈りから
そして迎えたガルンガン当日。バリの人々は朝からお祈りに大忙し。普段は渋滞がひどい道路は、正装をして通り過ぎる人以外はほとんど見かけないくらいに空いています。まず自宅でお祈りを済ませた後に、村のお寺へお祈りへ。お祭りの晴れやかな雰囲気が漂う平和な一日となります。また寺院周辺では屋台などが立ち並び、家族仲良く出店をひやかしたり、買い物をする様子も見られます。
バリヒンドゥー教の祭日ガルンガンとクニンガン、そしてニューイヤーが重なる2014年。年末はいつもにも増して賑やかなバリ島になることでしょう。寒い日本を脱出してバリで新年を迎える皆さん、どうぞ充実した楽しい年越しをお過ごしくださいね。以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2014-10-29