バリ島ホテル辞典『ホテル選び』

バリ島のホテルを種類別、エリア別に徹底研究!

アパ・カバール、バリ島ナビです!海外旅行の明暗を分ける大きな選択は「ホテル選び」。リゾート・アイランド、ビーチ・リゾートとして人気のバリ島ですが、その顔たるや数えきれないほど!旅の目的や滞在場所が変わるだけで、全くことなった雰囲気が味わえ、それ故にバリ島リピーターさんたちにはそれぞれのお気に入りの場所ができ、自分の旅行スタイルに合った場所に何度も足を運ぶのです。しかし、それだけ違った顔を持つバリに初めてやって来る時のホテル選びは逆になかなか難しいところ。小さな島なので、どのエリアに泊まっても十分に楽しめるのですが、そこはやっぱり効率よく周りたいと言うもの。そんなバリ島ビギナーさんのために、今日はバリのホテル選びのコツをいろいろとご紹介してみたいと思います~!

旅行の時期について

熱帯性気候に属するバリは、乾季と雨季の2つの季節があります。年間を通して平均気温は約28度で、湿度が低く、日本の夏と比べて過ごしやすい気候です。乾季は4~10月までで、終日雨が降ることもなく快適に過ごせます。雨季は11~3月までで、1日に何度かスコールが降ります。乾季に比べて湿度が高いので、じっとりとした暑さを感じます。しかしここ最近は雨季の始まりが遅れる傾向があり、本来なら一気に降ってスッキリ晴れるスコールも、一日中降り続く日も。気温はエリアによっても大きく変わり、南部エリアのクタ・ヌサドゥアなどは他のエリアと比べて気温が少し高く、逆に山間部に当たるウブドやキンタマーニなのど中部エリアは気温が低くなり、雨季の期間は南部エリアよりも降水量が多くなります。

日本が夏真っ盛りを迎える頃、バリでは丁度乾季の真っただ中。「こんな暑い時に暑いところへいくのもなぁ~」と思われるかもしれませんが、乾期の湿度の低いカラッとした天気は日本の夏と比べると大変過ごしやすく、夜は逆に寒いくらい!また「雨が降る時期は避けた方がいいな…」と思われる方もいらっしゃると思いますが、雨は一日中ずーっと振っているワケではありません。ジメジメした感じはありますが、逆にトロピカルフルーツの一番おいしい季節でもあり、この時期を狙ってやってくるリピーターさんもたくさんいるんですよ。
バリ・ヒンドゥー教を信仰するバリ島では、大きな宗教儀式の際にはお店やレストランなども臨時休業をする場合もあります。またサカ暦の元旦に当たる「ニュピ」の日は火や電気を使用せず、家の中で静かに過ごす日。旅行者であっても24時間ホテルの敷地外に出ることはできません。旅行会社では、この日にバリに滞在するのをオススメされませんが、大きな祭日やニュピの日にバリの文化や習慣に触れてみると言うのも貴重な体験になります。バリのお祭りは西暦ではなくバリ独自の暦によって決められ、毎年日にちが変わるので、見てみたい方も逆に避けたい方も、出発前に祝祭日のチェックをお忘れなく!

ロケーション選び

ざっくり大きく分けてしまうと、「海」か「山」か!ビーチ・リゾートを満喫したいなら南部ステイ、そしてバリの文化やスピリチュアルな体験を望むのなら山あいの村・ウブドがオススメです。それ以外にも海、山、街、田舎、バリの島の中の至る所にホテルがあり、その場所その場所独特の雰囲気を味わうことができます。ベースは南部やウブドを拠点にして、1泊他の島やバリの郊外に泊まってみるというのもオススメです。

ホテルのタイプ

バリには様々なタイプのアコモデーションがあります。ゲストハウスの様なロスメンと呼ばれる安宿や中級クラスのバンガローやホテルからはじまり、ホテルだけをとってみても様々なランクがあります。それにプラスして近年人気なのは「ヴィラ」。独立したお部屋はそのプライベート感と贅沢な空間が好まれ、どんどん増加する一方。ヴィラ・タイプのお部屋だけがあるヴィラ・リゾートだけではなく、大型ホテルの一部客室がヴィラ・タイプになっているホテル・ヴィラのタイプがあり、よりプライベート感を重視するならヴィラ・リゾート、そしてプライベート感も大事だけど、大型ホテルのファシリティも必要という方にはホテル・ヴィラ、とそれぞれのスタイルによって選ぶことができます。

エリア毎のホテルの特徴

それではここでエリア毎のホテルの特徴を順にご紹介していきましょう。

ヌサドゥア、タンジュン・ブノア、ジンバラン
バリ島随一のリゾート・エリア。白砂のビーチをプライベート・ビーチとして持つ5スター・クラスの世界的リゾートが軒を並べるエリアで、完全なるリゾート・ステイが楽しめます。各ホテルには複数のダイニングにプール、併設のスパなどがあり、ホテル付帯施設も充実していて、ホテルの中にいるだけで、リゾート・ステイが満喫できます。中にはシアターのあるホテルもあり、バリ舞踊ショーが行われるところも。クタまでは車で約30~40分。ウブドまでは約1.5~2時間。南部で遊ぶには問題ありませんが、郊外にいろいろと出かけたい人には少し移動時間がかかるロケーションです。

ウルワツ
インド洋に沈む美しいサンセットを崖の上から眺められる好ロケーションはヴィラが集まるエリアとして開発のスピードが落ちることのない注目のエリア。メイン・ストリートからのびる複数の道路を進んだ崖の上には、広々とした空と海が果てしなく広がる絶景が。そんな絶景を好きなだけ満喫できるヴィラ・リゾートがあっちにもこっちにもあり、日常からのエスケープが100%楽しめます。バリ島観光の目玉として人気のウルワツ寺院のケチャッ・ダンスの会場が近くにあり、食事はジンバランのイカン・バカールが最寄り。場所によってはジンバランまで下るのに30分程かかるものもあり、クタに行くには1時間の道のり。のんびりヴィラ・ステイを楽しみたい方にオススメです。

クタ、レギャン、トゥバン
バリの繁華街として世界中の旅行者が集まるエリア。エコノミー・タイプから中級、リゾート・ホテルといろいろなカテゴリーのホテルが集まります。クタ・ビーチが目の前のパンタイ・クタ通りに泊まって昼はビーチとクタ・スクエア周辺を楽しんだり、レギャン通りに並ぶお土産店や雑貨ショップをひやかし、夜はディスコやクラブでナイト・ライフも充実させたい人にはピッタリ。クタでリゾート・ステイを、と思う方はカルティカ・プラザ通りに並ぶ大型ホテルへ。どのホテルもビーチに面しているし、表通りにはショップやレストランもたくさんあり、フラフラじゃらんじゃらんするだけでも十分楽しめます。

スミニャック・クロボカン
オシャレなエリアとして人気を集めるスミニャックとクロボカンには、モダンでオシャレなヴィラが多く集まります。ビーチ・フロントのヴィラやホテルもありますが、街の中にあるヴィラも限られた敷地を上手く利用して作られた落ち着けるヴィラが数多くあり、アーバン・ステイが好みの方にはオススメです。街に出てもクタやレギャンと比べるとより垢ぬけてオシャレなショップが多く、夜はクラビングも楽しめる今バリ島で最も熱いエリアです。

サヌール
バリで一番最初に観光開発が行われたこのエリアは、長期滞在者や年配の方にも人気の小ぢんまりとしたビーチ・リゾート。メイン・ストリートのダナウ・タンブリンガン通りとビーチの間にはショップと共にたくさんのホテルが並び、クラスもエコノミーからリゾート・ホテルまでと様々です。ロケーション的にもよく、「クタやスミニャックにも行きたいけど、ウブドにも行きたい!」という方には両エリアの丁度中間にあるので動きやすいエリアです。郊外ツアーに出かける場合にも動きやすいですよ。朝は少し早起きしてサヌール・ビーチでサンライズも眺められます。

ウブド
南部のビーチ・リゾートに対して山あいの芸術家の集まる村としてバリの文化に触れたい方に人気のエリア。ウブド中心部には中級クラスのホテルが集まり、郊外のクデワタンやサヤン村周辺にリゾート・ホテルが集まります。どのホテルも設備はもちろん整っているだけではなく、渓谷ビューが眺められるロケーションで南部に比べると少し涼しく快適に滞在できます。渓谷沿いのリゾートは、川沿いの斜面に建てられたヴィラ・タイプも多く、リゾート内の敷地の高低差があるところも多いので、足の弱い方や年配の方がいらっしゃる場合はビルディング・タイプのホテルをオススメします。

バリの人気エリアを中心にそれぞれの特徴をご紹介していきましたが、島中リゾートのバリ島では、どこにいってもたくさんのホテルがあり、値段やロケーションによって様々な選択肢があります。最初はパッケージ・ツアーで滞在する方の方が多いと思いますが、その際にもどのエリアが一番快適に過ごせそうか、そしてどことどこを組み合わせたら効率的に周れるか考えてみて、楽しい滞在にして下さいね。以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-08-11

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