カフェ・ワヤン&ベーカリー

Cafe Wayan & Bakery

閉店・移転、情報の修正などの報告

ウブドの有名レストランのひとつで、20年以上の歴史を持つお店。ナシチャンプルSPがおすすめ!

こんにちは、バリ島ナビです。
もしもあなたが、日曜日の夜にウブドに滞在しているのなら、晩御飯は迷うことなく、モンキーフォレスト通りのレストラン「カフェ・ワヤン」へ行ってみることをおススメします。今回は、毎週日曜日の夜7時、「カフェ・ワヤン」では開催している「バリ料理ビュッフェ」について、ご紹介しますね。

ウブドのランドマーク、サッカー場からモンキーフォレスト通りを、モンキーフォレストへ向かって歩きます。HISのウブド支店を通り過ぎしばらく行けば、通りの右手に、「カフェ ワヤン」の看板が見えてきます。小さな看板は、注意しないと見逃してしまいそうなさりげなさ。自家製のパンやケーキを売っているガラスケースが目印ですから、見逃さないように。
サッカー場付近。この道を南下します。

サッカー場付近。この道を南下します。

あまりにもお店の入り口が小さいので、え?と思ってしまうかもしれません。でも心配はいりません。お店の入口は小さくても、「カフェ・ワヤン」の中に入ればびっくりするほど広いスペースがあるのです。木々や草花に囲まれた、ここはさしずめガーデンレストランといった趣。迷路のような小道が店の奥へ続いています。その小道を先へと進めば、そこにはひとつひとつ趣向をこらして置かれているテーブルの数々。庭の真ん中に置かれたテーブルで賑やかに友達どうしでビールを傾けるもよし。東屋の中にしつらえた座敷席でちょっと「隠れ家風」にふたりで語り合うもよし。どんなシュチュエーションにも合うロケーションが用意されている「カフェ・ワヤン」。
木々に囲まれた庭をまるで迷路のような道が奥へと続いています。 木々に囲まれた庭をまるで迷路のような道が奥へと続いています。

木々に囲まれた庭をまるで迷路のような道が奥へと続いています。

そしてその先には、こんなお席が。 そしてその先には、こんなお席が。 そしてその先には、こんなお席が。

そしてその先には、こんなお席が。

日曜日午後7時。「カフェ・ワヤン」のバリ料理ビュッフェがスタートします。ずらりと並ぶバリ料理の数々。ラワールは細かくみじん切りにした野菜をいろいろな香辛料であえたバリ風野菜の和え物。「テンペゴレン」は板状になった発酵大豆テンペをスライスして油で揚げたもの。卵のスパイス煮込み「トロール・ピンダン」。まろやかな中にも爽やかなハーブの風味を感じるバリのつくね焼き「サテ・リリット」。さまざまな香辛料と一緒にじっくりとスモークされたほろほろに柔らかいあひるの蒸し焼き「ベベ・トゥトゥ」。牛肉のココナッツミルク煮「ルンダン サピ」。そして日本人にもなじみのあるちょっと懐かしい味のインドネシアの焼きそば「ミーゴレン」。その他にも「カフェ・ワヤン」特製の人気料理の数々、野菜カレーや海老の炒め物などのお料理が、サフランライス、赤米、白いご飯などと一緒に好きなだけ味わえる「カフェ・ワヤン」のバリ料理ビュッフェ。フルーツやデザート、それにバリコーヒー、ジャワティーまでついてひとり13万5000ルピア(別途税金サービス料15%加算)の「バリニーズビュッフェ・ナイト」。日曜日の夜、ウブドにいるのなら、これを逃すテはありません。
おなじみのミーゴレン、焼きそば

おなじみのミーゴレン、焼きそば

つくねのサテと卵のスパイス煮込み

つくねのサテと卵のスパイス煮込み

ラワールもこんなに種類豊富

ラワールもこんなに種類豊富

お肉ホロホロのアヒルの蒸し焼き

お肉ホロホロのアヒルの蒸し焼き

牛肉のココナッツミルク煮込み

牛肉のココナッツミルク煮込み

ココナッツミルク風味の野菜カレー

ココナッツミルク風味の野菜カレー

赤米と黄色いターメリックライス

赤米と黄色いターメリックライス

カフェ・ワヤンのケーキもお好きなだけどうぞ

カフェ・ワヤンのケーキもお好きなだけどうぞ

もちろんトロピカルフルーツも!

もちろんトロピカルフルーツも!

「カフェ・ワヤン」はもともとモンキーフォレスト通りにあった小さな小さなお店が前身。まだモンキーフォレスト通りが田んぼの中の一本道だった頃、ここは農作業に向かうお百姓さんや村の人たちに、ちょっとしたお菓子や、ゆでたピーナッツや、コーヒーなどを提供する小さな小さなワルンと呼ばれるお店でした。そのうち、増え始めた観光客がモンキーフォレストへ向かう途中にこの店に立ち寄って、お菓子やスナックや飲み物を買っていくようになります。店をやっていたワヤンおばさんは子供の頃から大の料理好き。そんなワヤンおばさんの作る素朴なバリのお菓子やスナックに引かれて店に通う外国人の中には、ワヤンおばさんに自分の生まれ育った国のいろいろな料理の作り方を教えて、「それを作って店で出して欲しい」というリクエストをする人もでてきました。料理好きなワヤンおばさんのこと、見たこともない料理ながら、教えられたレシピと作り方を参考に、次々とおいしいメニューを作り出し、いつのまにかモンキーフォレスト通りの小さな小さなワルンはウブドの有名レストランへ成長したのでした。
こんなお店からスタートしました

こんなお店からスタートしました

若き日の、ワヤンおばさん

若き日の、ワヤンおばさん

今も笑顔が若々しいワヤンおばさんです

今も笑顔が若々しいワヤンおばさんです

その後カリフォルニアで西洋料理を、バンコクで料理の盛り付けを勉強したワヤンおばさん。いまや「カフェ・ワヤン」はアペタイザー、スープ、サラダ、インドネシア料理、インターナショナル料理、シーフード、ピザ、パスタ、ステーキ、ベジタリアンメニュー、それにデザートまで、メニューの数150以上。ありとあらゆるお客様のニーズに応えることのできる、ウブドの老舗レストランと言っていいでしょう。
さて、「カフェ・ワヤン」といえば料理もさることながら、おいしいパンとケーキも有名です。まだ今ほどウブドにケーキ屋さんやパン屋さんがなかった1980年代の終わりから「カフェワヤン」では毎日ホームメイドのおいしいパンとケーキを焼いていました。お店の入口にはケーキとパンのガラスケースがあり、テイクアウトも出来ます。一番の人気メニューは「デス バイ チョコレートケーキ」。死んじゃう(くらいおいしい)チョコレートケーキ、というネーミングのこのケーキは日本人には甘さがちょっと強烈すぎるかな、と思えなくもないのですが、体格のいい欧米系のお客様には文句なしの一番人気。チョコレートとチョコレートクリームをふんだんに使ったリッチな味わいのチョコレートケーキです。余談ですがこの取材中、ちょうど焼きあがったばかりの「デス・バイ・チョコレートケーキ」がこのガラスケースへと到着。そのとたん、ガラスケースの前にいた欧米人、歳の頃なら50代、落ち着いたたたずまいでケーキを物色していた一見紳士風の男性がにこーっと笑ったかと思うと次の瞬間「デス・バイ・チョコレトケーキ!デス・バイ・チョコレートケーキ!」と歌いだしました。欧米人にはこのケーキ、ほんとにとっても人気なのですね。たくさんのケーキがあるので本当に迷ってしまいますが、日本人には、あまり甘さがしつこくなくて爽やかな風味のケーキがおススメです。ストロベリーチーズケーキやココナッツメレンゲパイなどが、いいかもしれませんね。
爽やかな甘さで日本人にオススメ、ストロベリーチーズケーキ

爽やかな甘さで日本人にオススメ、ストロベリーチーズケーキ

最近はお子様連れでバリ旅行をなさる方も増えてきました。バリ人は100%、と言い切ってしまっていいくらい、とにかくみんな子供好き。日本なら子供連れでレストランに入るのは子供が騒いでまわりに迷惑をかけるんじゃないか、なんてちょっと躊躇してしまうところですが、バリではそんな心配は一切必要ありません。お店の人たちが入れ替わり立ち代りやってきて、子供と一緒に遊んでくれるのですから。そんな子供連れのお客様がちょっと心配なのは、スパイシーな料理が主流のバリで、子供の口に合うような子供が食べられるような料理はあるのだろうか、ということ。でも「カフェ・ワヤン」にはちゃんと「キッズ メニュー」という子供用のメニューも用意されています。「ピノキオピザ」(3万6000ルピア)は、トマトソースとチーズのミニサイズのピザ。「ミートボールのスパゲティ」(3万8000ルピア)や「チキンナゲット」(2万5000ルピア)など、子供の喜びそうなメニューが揃っているので、ご家族で旅行なさっている方も安心です。もちろん子供たちがおいしく食べられるように、味付けはマイルドですからこちらの方もご安心ください。

そのほかにも「カフェ・ワヤン」では「ウィークリー・スペシャル」として、日曜日の「バリ料理ビュッフェ」だけでなく、日替わりのメニューを用意しています。月曜日と火曜日は繊細な味わいの「クレープ料理」。水曜日と木曜日はチーズとトマトソースのリッチな味わいを楽しめる「ラビオリ」。そして金曜日と土曜日はいろいろなソースで味わう「ポテト料理」。もちろん新鮮なトロピカルフルーツをたっぷり使ったジュース、それだけでなく、ワインやカクテルの種類なども豊富に取り揃えてあるので、いつでも誰とでも、気分に合わせていろいろな楽しみ方ができる、まさにオールマイティーなレストランと言えるでしょう。

バリ料理のビュッフェテーブルが並ぶ横に、その昔「カフェ・ワヤン」の前身とも言える、モンキーフォレスト通りの小さなワルン時代を描いた絵がかけてあります。コーヒーを飲みながら談笑する男たちの足元には鶏と猫の姿が。こんな素朴な時代から21世紀の今は世界中の人が訪れるウブドの代表的なレストランへ。「カフェ・ワヤン」は今日も世界中からのお客様においしいお料理を提供しています。以上、以上バリ島ナビでした。

記事登録日:2009-11-19

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-04-03

利用日
女性 男性