「神様の階段」とも呼ばれるライステラス(棚田)を眺めながらのランチ!。輝く緑の洪水につつまれて極上のひとときを過ごしましょう。
こんにちは、バリ島ナビです。お仕事の忙しさに追われていませんか?ナビはちょっと最近パソコンの前に座ってばかりで目が疲れてるな~と感じてました。そこで目にしたのが「目の疲れには遠くの緑を見るのがいい。」って言う新聞のコラム。なら、テガラランのライステラスを見ながらランチをするなんていいんじゃない?と思いつき、さっそくやって来てしまいました。
ライステラスと呼ばれる「棚田(たなだ)」が広がるテガララン村。この風景を眺めながら食事ができるレストランがとても賑わっています。その火付け役となったのが、今回ご紹介する「テラス・パディ・カフェ」。その人気は、ランチタイムは連日空席待ちのお客さんでいっぱい!とも聞いていたので、ナビはブランチをと午前中にやって来ました。
本日のお席。絶景です!
開店は10時、ついさっきオープンしたばかりでした。ウェイトレスの女の子に案内されて、バンブーでできたバレ(東屋)と呼ばれる「見晴らし小屋」のお座敷席に通してもらいます。
稲穂に残る朝露、見えますか?
ふつう観光のお客さんは朝食はホテルで召し上がるのでモーニングやブランチタイムには、人気のレストランもまだすいてたりしますよね。「テラス・パディ・カフェ」もお昼前はまだ静か。でも、目の前のライステラスでは、欧米からの観光のお客さんたちが何人も、平均台のようなあぜ道を一生懸命歩いて、写真撮影に夢中なんですね。それもそのはず、緑の稲にはまだ朝露が残っていて、朝日にキラキラと輝いているんです。ほんの数時間の違いですが、ランチでうかがった時とはぜんぜん違う美しさ。朝だから空気もひんやりと澄んでいるようです。
メニューを持って来た女の子が「まだお食事を出すには準備がかかるので飲み物のご注文からいただけますか?」とすまなそうに聞いてくれました。今日は目を休めるためにのんびりしに来たんです。だからノープロブレム(笑)「ハニーデューメロンのフレッシュジュース」(3万ルピア+15%)と「レモングラスティー」(2万ルピア+15%)をオーダーして、ナビもカメラ片手に少し歩いてみることにしました。
本日発見のスペシャルシート!
何度か「テラス・パディ・カフェ」には来ていますが、日本人だからでしょうか、田んぼを見ながら食事をするなら靴を脱いで、バレに上がって…とばかり考えてしまい、テーブル席に向かおうとしたことがありませんでした・・・と、こ、ろ、が、今日は景色を撮影しようとテーブル席の一番奥に素敵な場所を見つけてしまいました。見てください~!!誰にもじゃまされず、ライステラスに溶け込んじゃいそうでしょう。
まだこちらに来たことのない方のために説明しておきますが、ガラス張りのレストランではありません(笑)カウンターにいたウェイターさんが「日本やアジアからのお客さんはバレが好きだけど、欧米から来たカップルや、高齢のご夫婦は特にこのいちばん端の席をよろこんでくれますね。」とのこと。次回はナビもここでブランチ…いや、ワインを飲みたいと思います!
レストランはライステラスに向かう斜面に建てられていますが、高低差のあるところには階段と、景観を壊さない程度の手すりが作られているので、景色を楽しみながら何度もカメラのシャッターを切ってしまいます。
レモングラスティー(2万ルピア+15%)ハニーデューメロン・フレッシュジュース(3万ルピア+15%)
オーダーしていたドリンクが運ばれて来ました。
いただけるお料理はインドネシア料理をメインに、パスタもいただけます。メニューは写真入りでとても見やすく、日本語のメニューもあり。ウェイター、ウェイトレスさんたちの中には片言の日本語ならOKな人もいます。もし日本語苦手なウェイターさんに当ってもメニューのほとんどは写真入りなので、 指差しオーダーで大丈夫です。
さて、何をオーダーしましょうか?いつもいただく定番メニューにしようか、それとも冒険して初めての味に挑戦しようか・・・とさんざん悩んだ結果、いつものメニューに。
●ナシ・クニン
ナシ・クニン(6万ルピア+15%)
「テラス・パディ・カフェ」に来たら絶対コレ!っていう方も多い、人気定番メニュー。ナシ・クニンとは直訳すると「黄色いご飯」。しょうがの仲間ターメリック(うこん)のしぼり汁を入れて炊いたご飯です。そこにバリのお供え風に玉子焼き、フライドチキン、クルプック(えびせんべい)、アボン(バリのでんぶ)が並び、赤とうがらしで作ったお花まで載っています。この黄色いご飯、バリでは子供の大好物。お誕生日にはバースデーケーキのようにデコレーションしたナシ・クニンを出したり、朝、通学途中の子供たちが近所のワルンでナシ・クニンのお弁当を買って食べたり日本で言うと炊き込みご飯かまぜご飯でしょうか?このカフェのナシ・クニンには小皿に乗せた「サンバル」(チリ・ペースト)が付いて来ます…が…辛くないんです、ぜんぜん!ひき肉は入っていませんが、ミートソースみたいなサンバルです。これをご飯やクルプックに付けて頂くのがナビは大好き…でいつもこのメニューになってしまう訳です。
●ソト・アヤム
ソト・アヤム(4万ルピア+15%)
ナシ・クニンと同じくターメリックで鶏肉を煮込んで野菜や春雨、ゆで卵、バワン・ゴレン(フライド・オニオン)を入れたスープメニュー。レモンをキュッとしぼって、別添えのピリリとするサンバル(チリ・ペースト)も入れていただきます。ブランチですから、今日はドリンクもお食事も体にやさしそうなラインナップになりました。
おなかペコペコだったのと、ホントにきれいなライステラスの眺めのおかげでお料理は完食。メロン・ジュースとレモングラス・ティーを交互に飲みながら、当初の目的(忘れるとこだった!)「遠くの緑を見る」ことに専念しました。
バレ(東屋)に寝転んでみました!〉
新聞記事のとおり目が元気になったかはまだ効果待ちですが、ライステラスからのマイナスイオンの効果なのか、とってもリフレッシュできたブランチになりました。レストランを出るとランチタイムを目指してやって来た客と、それを目当てのお土産売りで賑わい始めていました。
あまり何度もお土産を勧められるとちょっと辟易としてしまいますが、こんなに素晴らしい眺めを訪れた記念に絵葉書を1枚買って、自分あてにバリのポストから投函するというのはいかがでしょう。「ああ、このはがき、あの時買ったんだよね…」って、物売りさんも素敵な思い出のひとコマになる…かも。ね!
テラス・パディ・カフェのブランチ、ぜひお試しくださいね。
ウブドから40分と、ちょっと「遠出」ではありますが、リフレッシュとおいしいご飯をいただきに、やっぱり、また、来よう!と思える「テラス・パディ・カフェ」、今回もごちそうさまでした!!以上、バリ島ナビでした!