ワルン・イゲランチャ

Warung Igelanca

閉店・移転、情報の修正などの報告

洋食店のようにこざっぱりとした、外国人客にも合うメニューがいろいろ選べるワルン。

こんにちは。バリ島ナビです。今日ご紹介するのはジャランラヤウブドを市場からプリアタン方面へ向かう途中にある「ワルン・イゲランチャ」。ここはヘルシーフード、おいしいデザート、ドリンクを、とってもリーズナブルなお値段で楽しめる人気のワルン。2010年9月にリニューアル工事が終わり、店内がいっそう広くなってくつろげる雰囲気になりました。今日は、この、「ワルン・イゲランチャ」をご紹介しましょう。
ジャランラヤウブドに「ワルン・イゲランチャ」がオープンしたのは2000年のこと。最初は、間口2間くらいの小さなスペース、コックがひとりに従業員ふたりの、たった三人のスタッフのみではじめた小さなお店でした。開店当時から、MSG、化学調味料をいっさい使わず、香辛料や野菜の味を大事に、丁寧に作られたお料理で欧米人長期滞在者を中心に人気を集めていたこのお店。「ワルン」という名前のとおり、お値段もとてもリーズナブルな設定。日本人にとって嬉しいのは、「麺」のメニューが豊富なこと。おなじみの焼きそば、ミーゴレンに加えて、上に野菜がたっぷり載った焼きそばや、かた焼きそば、それにクエティアウを使った焼きうどん風なメニューもあるんです。小さなお店だけどツボを押さえたメニューと味が人気を集め、そして2010年、「ワルン・イゲランチャ」は店舗をぐっと拡張。思い思いにくつろげるような小さなテーブルをあちこちに配し、ストリートウォッチングができる従来の一階席に加えて、仲間でわいわい楽しめるようにと大テーブルを配した2階席を設けました。2階席の一角はオープンキッチンになっていて、いつもスタッフが忙しそうに料理を作っています。スタッフ三人で始めた「ワルン・イゲランチャ」今では10数人のスタッフがきびきびといつも忙しそうにテーブルの周りを飛び回る、いつ行っても活気に溢れたウブドのワルンです。
バンドン出身のオーナーが作ったメニューは、あっさりとしたインドネシア料理。インドネシア料理といえば、油で揚げるものが多いのですが、「ワルン・イゲランチャ」のお料理は、油は最小限におさえ、ヘルシーにさっぱりと仕上げてあります。それになによりうれしいのは、こちらのお料理にはふんだんに「野菜」が使われていること。まさに「野菜のちから」をいただいている感覚です。
お店の人気メニューのひとつ、「ミーカレー」(2万5000ルピア)。言ってみれば「カレーラーメン」といったところでしょうか。カレーには、エビ、チキン、ツナ、豆腐の中からひとつ選んでいれることができます。今回選んだのはツナ。
とにかくびっくりするほどに野菜がいっぱい。大きく切ったズッキーニ、トマト、カリフラワー、にんじん、ピーマン、玉ねぎ、ナスがこれでもか!と入っています。これらの野菜のエキスが染み出したスープは、ほんのりココナッツカレー風味。あっさりしているけど、しっかり野菜のダシが利いていて、満足の1品です。

もうひとつはとってもヘルシーな一皿を、ということで注文した、「チャ・ジャムール」(2万5000ルピア)。「チャ」というのは「炒める」。「ジャムール」は椎茸のこと。「椎茸と野菜の炒め、ジンジャーガーリック風味」です。こちらも、中に入れる具として、エビ、チキン、ツナ、豆腐の中から1品選べるのですが、ここはあくまでも「ヘルシー」に、ということで、「豆腐」を選んでみました。
うーん、いかにもカラダに良さそうな一皿。お豆腐はインドネシアの硬いお豆腐じゃなくて、こちらの中華料理屋さんなどでよく出てくるつるんとした口あたりの絹ごし豆腐。それをさっと素揚げしてあるのですが、つるんとした味わいはそのまま。一緒に炒めてある野菜は、まずメニューの名前にもなっている椎茸。それからナス、ヤングコーン、玉ねぎ、いんげん、トマト、ピーマン、ねぎ、ブロッコリー。ローストしたガーリックが振りかけられて、とても香ばしく、下茹でした生姜がほどよい刺激を伴うアクセントとして利いています。白いご飯も一緒にサーブされます。

さて、実はここ、「ワルン・イゲランチャ」で、知る人ぞ知る、人気メニューがあります。メニューの最後にとっても控えめに書かれている、「デザート」。でも、ここに来たら、これを忘れてはいけません。

というわけで、もちろん注文いたしました。デザートの「チョコレートムースケーキ」と「レアチーズケーキ」です。(どちらも1万5000ルピア)。これがもう、「ワルン」とは言えない本格的なお味でびっくりです。
チョコレートムースケーキは、スポンジの上にチョコレートのムースがたっぷり乗って、さらにその上にココアパウダー。ムースはちょっと甘めなのですが、ココアの苦味がしっかり味を引き締めてくれています。「甘いチョコレートケーキ」が大好きなナビには嬉しい味のデザートでした。
レアチーズケーキもたっぷりのボリューム。レモンの酸味が利いていて、とっても爽やかな味。どちらもこのボリュームにしては、驚きのリーズナブルなお値段ですよね!!

こちらには、そのほかにもヘルシーなドリンクメニューがあります。「ジンジャージャイブ」(9000ルピア)というのは、レモンと生姜とはちみつで作ったドリンク。ビタミンC豊富なこのドリンクは、喉の渇きをいやすだけでなく、呼吸器、免疫システムに効果的、なおかつ血液の循環をよくするのだそう。

「スジオン」(9000ルピア)はメニューに「韓国の伝統的なヘルシードリンク」と書かれています。シナモンと生姜とはちみつを使ったこのドリンクは、喉の渇きをいやし、血液の循環をよくする効果があるのだそう。

そしてもうひとつ「アニシード スイング」(9000ルピア)はオレンジペコティー、アニスシード、シナモンを使ったドリンク。これは喉の渇きをいやし気分をリフレッシュするほかに、毒素を排出させる効果もあるのだそう。

残念ながらナビが訪れた日には、「ジンジャージャイブ」と「スジアン」が売り切れ。ということで「アニシードスイング」をいただいてみました。うーんこれは、かなり「好みの分かれるところ」かもしれません。味はいたってさっぱりとしたアイスティーなのですが、口をつけた時からなにやら複雑な香りが。口に含んで飲み込むと、この複雑な香りがつぅんと鼻に抜けてくるのですが、うーん、かなり刺激のある香りです。「クセのあるもの」がお好きな方はぜひ一度お試しください。きっとカラダにはいいのね。
「ワルン・イゲランチャ」のメニューはほとんどが、2000ルピアの追加で紅茶とセットにすることができます。このセットでサーブされるのは、爽やかな香りのジャスミン茶。どこかしら「レトロ」な雰囲気漂う、カップも可愛いんです。

ウブドの街をお散歩していて、ちょっとリフレッシュしたいなと思った時、思い切り野菜を食べたくなった時、おいしいチョコレートケーキとチーズケーキが恋しくなった時、「ワルン・イゲランチャ」をおすすめします。ジャランラヤウブドの町並みを眺めながら、「ワルン・イゲランチャ」でランチ、もしくは午後のお茶などいかがでしょう。以上バリ島ナビでした。

記事登録日:2010-10-31

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-04-03

スポット更新日:2010-11-17

利用日
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