閉店・移転、情報の修正などの報告

渓谷の景観を存分に楽しめるアジアン・フレンチレストラン。時にはフォーマルに、黄昏時にいかがです?

こんにちは、バリ島ナビです。今日、ナビがご紹介するのは、ウブドのプタヌ川沿いにある、「CasCades RESTAULANT」。五つ星ヴィラ、「Viceroy Bali」の敷地内にある、フレンチ・レストランです。

行き方は、ヴァイスロイ・バリと同じく、車でウブド王宮からJL.ラヤ・ウブドを東に直進約10分、大きなセメントのモニュメントが有る三差路を左折して、JL.ラヤ・アンドンに入ります。5分程北上していくと、右手上方に、ヴァイスロイ・バリと「カスケード・レストラン」の看板が。
そこを右折して道なりに進んでいくと、やがてヴァイスロイ・バリのエントランスに続く、舗装された農道に出ます。
「カスケード・レストラン」について、特筆すべきは、まずそのロケーション。プタヌ川沿いの雄大な渓谷の、その上に張り出す大きなテラス状のレストランは、どの席からもその景観を堪能することができます。心地よい自然の風を受けながら、乾季の晴れた日には、アグン山の雄大な姿も見られ、まさに視覚・触覚・味覚を十分に満足させてくれるレストラン。セレブ御用達の超高級ヴィラ、ヴァイスロイの敷地内にある、ということもあって、ものすごく敷居の高いイメージだったのですが、宿泊客以外の、外部からのお客様も大変多い、と聞いて、ナビもちょっと安心。
レストランに向かうまでの道中も、思わず止まって見とれてしまうほど景色がきれいで、夜のディナーもいいだろうけど、お昼の明るいうち、この景色を見ながらのランチやハイ・ティーも素敵だろうなあ・・・。さて、エントランスはヴァイスロイと同じ。ヴァイスロイのレセプションを抜けて、ロビーに降りて行くと、目の前にプールが!
敷地内の、最も眺望の素晴らしい場所、最も高い位置にメイン・プールがあり、その隣りにメイン・ダイニングの「カスケード・レストラン」があります。腰から上の高さに壁がないので、とても広々としていて、開放感があり、オープン・エアーですが、渓谷から吹きあがる風が涼しく心地よく、まったく暑さを感じません。レストランの名前にもなっている「カスケード」とは上から段々に水が流れ落ちる様を表しているそうです。ヴァイスロイは上から下に向かって段々の状態で建てられているので、その見た目の状態をレストランの名前につけたのだそうです。その名の由来通り、段々の頂点に建つレストランの眺望は、アジアで一二を争うでしょう。
プールを横切ってレストランの方に進んでいくとグランド・ピアノが目に入ります。この日はピアノを弾いている宿泊客の男性が居ました。このピアノは自動演奏機能がついているそうですが、月曜、水曜、金曜は生演奏を楽しみながらディナーが食べられるとのことです。オープン・エアーの気持ちの良い明るいレストランに流れるピアノの音・・・昼下がりの気だるい気分にぴったり過ぎて、ナビは思わずお酒を注文したい気分。ふと右手を見ると、一段低くなった部分が、バー・カウンターになっているではありませんか。すぐ眼下に渓谷の絶景を見下ろすベスト・ポジションに、バー。
伺うと、夕方6時~7時には「サンセット・カクテル・サービス」があるとか。宿泊客は無料で、素晴らしい夕暮れの景色を見ながら、ノンアルコールのモクテル、フルーツを使ったカクテルなどがいただけるそうです。カウンター内では男前のバーテンダーが、きびきびと働いていらっしゃいました。写真をお願いしたら、満点の笑顔。彼がとびきりのカクテルを作ってくれます。
さて、「カスケード・レストラン」で腕を振るうのはバリ人のフランス料理シェフ。取り扱う食材は全て厳選された輸入食材を使用、野菜類はヴァイスロイの敷地内にある農園で育てられたオーガニック野菜を使っているそうです。レストラン内は広く、パーティーならばざっと100人まで大丈夫だそうです。落ち着けそうなゆったりとしたソファー席あり、日本人には嬉しい、座卓もあり、また毎月、フルムーンの日には「フルムーン・ディナー」のメニューがあり、無料でバリ舞踊を鑑賞できるそうです。バリ舞踊のダンサーは今をときめくバリ島NO.1の踊り手、デワ・ニョマン・イラワン氏。フルムーン時にウブドに滞在される方は是非、「カスケード」でデワ・ニョマン氏のバリ舞踊ディナー・ショーを体験してみては?
さて、レストラン内に目を向けましょう。店内の一番奥まったところ、向こう側に「ルンバ・スパ」の張り出したテラスが見える場所に、特別シート「バンカー」が有ります。この特別な席は、カーテンを下ろすと、周りからは隔絶されたプライベートな空間になります。大切な人との、大切なひと時を過ごすため、是非とも予約をしておきたい席です。このバンカー席で夕暮れ時は、周りの景色と自然の風を堪能し、日が落ちた頃に、カーテンで仕切られたプライベート空間で、例えば男性が女性にプロポーズ・・・はたまた、大切な人には内緒で、サプライズのお誕生日を祝う・・・そんなロマンチックなひと時を過ごせたら、きっと一生の思い出に残ると思います。バンカーは空いていれば座れますが、この席を確保したいなら是非予約されることをお勧めします。
四柱に囲まれたバンカー。帳を下ろして特別席に

四柱に囲まれたバンカー。帳を下ろして特別席に

テラスが特徴のルンバ・スパ

テラスが特徴のルンバ・スパ

フォアグラ・テリーヌ、マンゴーとサワーチェリーのジュレ、温かいブリオッシュ(26万ルピア+21%)

フォアグラ・テリーヌ、マンゴーとサワーチェリーのジュレ、温かいブリオッシュ(26万ルピア+21%)

ブロッコリーのスープ パプリカスティック添え(8万5千ルピア+21%)

ブロッコリーのスープ パプリカスティック添え(8万5千ルピア+21%)

タスマニアサーモンのソテー、マッシュポテト&オーガニック野菜(28万ルピア+21%)

タスマニアサーモンのソテー、マッシュポテト&オーガニック野菜(28万ルピア+21%)

アヒル胸肉のロースト、オレンジスライスのマリネ、ポテトグラタン&フレッシュアスパラガス(28万ルピア+21%)

アヒル胸肉のロースト、オレンジスライスのマリネ、ポテトグラタン&フレッシュアスパラガス(28万ルピア+21%)

この繊細なお料理の数々!一見、かわいらしいケーキかと見まがうこのテリーヌ、濃厚なフォアグラとさわやかな酸味のフルーツ・ソースが絶妙の組み合わせで、まさに絶品。これ一品でワインのフルボトルが一本、空いちゃいそうです。スープも肉厚のサーモンも、アヒルの胸肉ローストも、スッキリこじんまりと盛り付けているように見えますが、一皿一皿が重厚で、充実感が有ります。副菜も、それぞれがメインに負けない味付けで、かつメインをよく引き立てていて、申し分ないお味。「カスケード」には、常時170本を超すワインが用意されているそうですが、本当に、ワインによく合うお料理だと思いました。この4皿を女性二人でシェアして、丁度いいくらいの満腹感。う~ん、満足です。ここに、ワインをフルで2本ほどつけ足せば・・・もう、何も思い残すことはありません。
堪能した~!でもデザートももちろんいただきます!
ダーク&ホワイトチョコレートムース赤ワインソース モレロチェリー オレンジの皮(6万ルピア+21%)

ダーク&ホワイトチョコレートムース赤ワインソース モレロチェリー オレンジの皮(6万ルピア+21%)

パッションフルーツソルベ(6万ルピア+21%)

パッションフルーツソルベ(6万ルピア+21%)

このかわいらしい、帆掛け舟のようなデコレーションの、チーズケーキ!見るからにチョコレートの風味が口中に広がってくる、チョコレートムース(しかも二色!)やはりデザートは「別腹」です(笑)。こんなに美味しそうなデザート、味わわずには帰れません。

しかし、先ほどのお料理といい、このデザートといい、バリ島のウブドにて、このようなクオリティの料理・デザートが出されていようとは今まで思いもよりませんでした。フレンチ自体が数少ない上、ウブドはバリ島の、はっきり言って田舎地方。いくら外国人観光客が多いからと言っても、都会で食べられるようなフレンチを望むのが無理・・・。という今までのナビの思い込みを見事に覆してくれる、「カスケード・レストラン」のお料理の数々。

また、お隣の「ルンバ・スパ」のトリートメントと、「カスケード・レストラン」のハイ・ティーのスペシャル・パッケージメニューが、ここ最近、とても人気なのだとか。これは、スパでの二時間のトリートメントの後、レストランにて3コース ハイ・ティーがセットになったもの。(税・サ込でUS130ドル)
この、ハイ・ティーのメニューが、リニューアルされたと聞いて、さっそく取材させていただきました。
画像は2人分のセッティングになっています。
■3種類の焼きパンのサンドウィッチ(スモークサーモン ウィズ クリーム、ベジタブル、チーズとチキンアボガド)
■アソートケーキ(ブルーベリーマフィン、チョコレートトリュフ)
■クレープ(クリーム、ストロベリー・ジャム添え)
■コーヒー又はオーガニックティー。
ゆっくり景色を見ながらこれらの贅沢なサンドウィッチやケーキやクレープ、お茶を楽しむ。かなりのボリュームで、全部平らげると満腹になります。ここの生チョコレートは、本当にほっぺたが落ちそうなおいしさ。一口味わって、至福のひと時。チョコレート好きには堪らないお味です。このチョコレートを、買いたい!と、真剣に思ったナビ。
レストランの方でももちろん素晴らしい景色を堪能できます。が今回はメイン・プール横の雰囲気抜群の東屋、「バレ」でハイティーをセットしていただきました。
水辺なので、より一層清涼感があり、小鳥がどこからともなく飛んできて、水浴びをする様を眺めながら、優雅なひと時は過ぎていきます。取材した日はとても暑かったのですが、レストランやこの東屋の中は不思議と涼しく、心地よい風が吹くのでまったく暑さを感じず、くつろいだ時間を過ごせます。WIFI完備なので、パソコンや好きな本を持ち込んで、ゆったり寛ぐのもいいでしょう。目が疲れたらすぐ眼前の緑の渓谷が疲れを癒してくれるはず。

またハイ・ティーのお値段は今年(2010年)の4月1日からお一人US19ドル、そして、キャンペーンでお二人様だとお得にUS30ドルになるそうです。このキャンペーンは2011年、来年の3月31日までだそうですので、ウブドに来られる予定のある方は、是非、一日カスケード・レストランで優雅にハイ・ティーを。
「カスケード・レストラン」は毎年のように「INDONESIA  TATLER」誌のベスト・レストランに選ばれるなど対外評価も高く、レストランのスタッフの暖かみのある、しかし控えめで洗練されたサービスを受けられます。
ウブドに滞在されるのであれば、ぜひ一度訪れる価値のあるレストラン。午後のハイ・ティー、夜のディナー共に、絶対にあなたを満足させてくれることは、間違いないでしょう。以上、バリ島ナビでした。

記事登録日:2010-04-16

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-04-03

スポット更新日:2009-04-03

利用日
女性 男性

関連記事

ヴァイスロイ バリ

ヴァイスロイ バリ

ウブドに位置するヴァイスロイ バリは地方にあり、近隣にはウブド ロイヤル パレス、ウブド モンキー フォレスト、ウブド マーケットがあります。近隣の見所にはプリ ルキサン美術館、アントニオ ブランコ美術館 もあります。リゾートの特徴
ヴァイスロイ バリのレストランは、朝食、ランチ、ディナータイムに営業しています。スイムアップ バーとバー / ラウンジで飲み物を楽しめます。ルームサービスは 24 時間対応です。リゾートではレストランにて無料のご注文後に作られる朝食を毎日ご利用いただけます。