コマネカ

美術を愛する先代を重んじる伝統からか、それぞれの施設内にはギャラリーを配置しているなど、どこもアートなエッセンスをとりいれた、センスのよいインテリア造りに心を砕いています。

Monkeyforest Stの顔

その中でも、便利さではここしかない、というのが、モンキーフォレスト通りのど真中、という好立地の「コマ・ネカ」。周囲は繁華街という、入口は多少ざわついた場所にあるのと好対照に、敷地内に入れば、笑顔のスタッフたちや落ち着いた佇まいに心が和みます。

この界隈はバンガロー、つまりお安めの宿が多いのですが、その中にあって「コマ・ネカ」はトップカテゴリーとして、もっとヨイショしていえば（笑）、このエリアの牽引者的な役割を担いつつ、オープン以来のクオリティを保っている、といった位置づけにあるといってよいかと思います。2軒、３軒と素敵なリゾートを次々と世に送り出し、リゾートの模範を示していることに、「コマ・ネカ」の理想を反映している、とナビは考えます。

案内してくれたのは日本人の担当の方。日本人の宿泊客も多いため、スタッフの日本語教師も務めているのだそうです。敷地内のスタッフに日本語ができるスタッフが多いのはこの方の努力の成果なのでは。

客室案内

案内された客室は日当たりもよく、さらに白い壁、ソファ、ブラインドがさらに室内を明るくしているような印象を与えます。さらに木製の調度品の木の色、ベッドの前の真紅のソファなどで色彩的なコントラストをつけているところなど、あちこちでアートを感じさせる演出が施されています。

この近辺はバンガローが密集していて、景観を損ねる背の高い建物は敬遠されているのか、何か約束事になっているのか、２階建てがスタンダード。多聞にもれず、「コマネカ」の客室棟も２階建てで、上階・下階に分かれていますが、建物自体はモダンなレジデンス風で、室内は大きくもなく、小さくもなく、手ごろな広さ。細長い敷地の両サイドはライスフィールドなので、基本的に客室からは、のどかな田園風景が広がります。

SPAにも力を注いでます！

ほどよい広さのプール。そしてライスフィールドを見下ろすSPAも快適です。特にこちらでは、SPAに大きなスペースを割いています。

どういうわけか、ほのぼのしたホスピタリティに胸を打たれ、「コマ・ネカ」をずいぶんヨイショしちゃったような気もしますが、行ってみれば、そのよさが分かります。フォーシーズン、アマンなどいわゆる外資系は潤沢にお金をかけ、「仕掛け」が素敵なレストランを作り、私たち宿泊客を驚かせたり、いい気分にさせる、そんな高級リゾートはウブドにたくさんできました。が、ローカル経営の「コマ・ネカ」にはそんな大がかりな仕掛けをしなくても、心温まる「何か」を持っているような気がするのです。それを感じに一度出かけてみませんか？

では、快適な滞在を！バリ島ナビがお届けしました！