トゥトマック

Tutmak

閉店・移転、情報の修正などの報告

サッカー場の隣りで景観よし、ムードも外国人好み。思わず常連になりたくなるカフェ。

こんにちは、バリ島ナビです。今日ご紹介するのは、ウブドのランドマーク、サッカー場脇にたつ、「トゥットマック」。一日中欧米人で賑わっている人気のカフェです。このお店、実はウブドの「エポックメイキングカフェ」と呼んでもいいでしょう。どういうことかといえば、ウブドではじめて、「マシンを使った本格的コーヒー」を提供したお店なのです。
サッカー場脇を通っている小道沿いのオレンジ色の建物です。

サッカー場脇を通っている小道沿いのオレンジ色の建物です。

サッカー場から東へ伸びるデウィシタ通り

サッカー場から東へ伸びるデウィシタ通り

デウィシタ通りに入ってすぐのところに入り口があります。

デウィシタ通りに入ってすぐのところに入り口があります。

時は1995年。それ以前のウブドといえば、コーヒーといえば、パウダー状のコーヒー豆をお湯にいれ、かき回して上澄みを飲む、バリスタイルのコーヒーのみ。そうでなかったらネスカフェ、つまりインスタントコーヒー。このどちらかでした。そんなウブドに1995年にオープンした「トゥットマック」は、アメリカから運んだ本格的マシンでいれる自家焙煎コーヒー。これはあっという間に外国人のハートをつかみ、オープン当初から大評判のカフェとなりました。
このお店をはじめたのは、ウブド近郊マス村出身のクトゥットさん。クトゥットさんの奥さんはアメリカ人。結婚して奥さんの故郷カリフォルニアで生活していたクトゥットさんは、アメリカのカフェ事情を見て「ウブドでカフェをオープンする」ことを思いついたそう。そうとなればクトゥットさん、豆の選別から焙煎までをアメリカで勉強。ドリップ用の本格マシンをバリまで運びこみ、1995年、ウブドに「トゥットマック」をオープンさせたのです。

お店の一番のおススメはやっぱりコーヒー。ほとんどのお客様がコーヒーを目当てにやってくるそう。「トゥットマック」ではバリ産アラビカ種のコーヒー豆を毎日自家焙煎して使っています。

「店を始める前にクトゥットは、カリフォルニアでコーヒー豆のローストについて勉強してきたんだけど、カリフォルニアの気候や豆と、バリのものはもちろん違うので、今のかたちになるまでに、それはそれはあれこれやってみましたよ。ローストして、コーヒーをいれてみる。うーん、なんだかちょっと苦味が強い。じゃ、今度はちょっとローストする時間を短くしてみようか、うーんこれじゃあ香りが弱い、じゃあ今度はどうしよう、といった具合にね。クトゥットから私も習って、今では私がコーヒー豆をローストしているんです。」
とは現在お店のマネージャーを勤めているニョマン・スダルサナさん。ニョマンさんはクトゥットさんのお兄さんで、ここ「トゥットマック」のマネージャーになる前は、長年バリの旅行会社で日本語ガイドを勤めていたそう。だから日本語はぺらぺら。日本旅行者には心強いマネージャーさんですね。まさにこだわりのコーヒーが味わえる「トゥットマック」。
さらに、コーヒーと一緒に味わうフードのあれこれは、カリフォルニアのさわやかな風を感じるようなお料理が勢ぞろい。

まずは人気のビーフバーガー、チーズつき。(5万3000ルピア+15%)どっと添えられたフライドポテトがうれしい。柔らかい、ゴマつきバンズから、はみだすほどのジューシーなビーフパテ、ソテーされたたまねぎがほんのりと甘く、そこにとろけるチーズのコクが加わり、そしてトマトのさわやかな酸味。欧米人が大好きなメニューですね。
パスタもアメリカンサイズでボリュームたっぷり。こちらは、「フェットチーネ ママレオーネ」(4万8000ルピア+15%)チキンにホウレンソウ、トマトクリームのフェットチーネ。ミニサイズのサラダつきです。幅広のフェットチーネにトマトクリームソースがよくからんで、しっかりした味わい。ごらんのようにボリュームがあるので、誰かとシェアしてもじゅうぶん満足の一品です。
欧米人に人気のメニューは、こちらの「ミドルイースタンプレート」(4万8000ルピア+15%)クスクスや、豆のペースト、サラダなど、中東の人気料理を盛り合わせたヘルシーな一皿。きゅうりとヨーグルトのサラダ、ピタパンも添えられていますので、ブランチにも最適。
「グリルド ソーセージ」(4万8000ルピア+15%)はジャンボサイズのソーセージ2本と、ほうれんそうのソテーにマッシュポテト添え。しっかり焦げ目がついたソーセージがいかにも食欲をそそります。ソーセージはポーク、ビーフ、チキンから選べます。
「フードメニューはほぼ90%のメニューが毎日コンスタントにお客様にオーダーされています。だからすべてのメニューが当店の人気メニューと言えます。」と胸を張るニョマンさん。黒板には本日のスペシャルメニューが書かれてありますのでこちらも要チェックです。「トゥットマック」のお料理は、どれもアメリカンサイズでボリュームったっぷり。こんなところも、欧米人に人気の理由なのですね。
こんなメニューと一緒に、豊富なワインリストからワインを頼むのもいいでしょう。目の前にはウブドのランドマーク、サッカー場。ウブドの街中をウォッチングしながらのコーヒーブレイク、たまには昼酒っていうのもいいものです。写真のワインはバリ産のハッテンスパークリングワイン(750ml 25万ルピア+15%)。
最近ウブドでもインターネット対応カフェが主流になりつつありますが、ここ「トゥットマック」ももちろん「Wi-Fi」対応。2Fはちょっとした「ビジネススペース」、ノートパソコンを持ち込んで、ここをオフィスがわりにしている欧米人ウブド在住者も少なくないよう。さらに2階の一角には、大型テレビが備え付けられていて、ちょっとした「フリースペース」が用意されています。「たとえば、なにかスポーツの試合の中継など、お友達と一緒に鑑賞したい、というような場合、時間で予約していただければ、このスペースをお使いいただくことができます。」とニョマンさん。今年(2010年)はまさにワールドカップの年!自宅でひとりで観戦するよりも、こんなところでお友達と一緒に盛り上がるのが楽しいかも!
ここ「トゥットマック」は、サッカー場と、サッカー場から東に走る道、デウィシタ通りに面した角にあります。デウィシタ通りから入ると、階段を上って右手に大きめのお座敷席。そして左手にデウィシタ通りを見渡せるテーブル席。さらに階段を上れば、サッカー場を見渡せるテーブル席と小さなお座敷席があります。一日中お客さんで賑わっている「トゥットマック」ですが、不思議なことにここには、たとえ店いっぱいにお客さんがいたとしても隣のテーブルが気にならない、適度な賑やかさの中でも、「ひとりになれる」、そんな居心地の良さがあります。だからお客さんたちも思い思いにお気に入りのテーブルで、今日もそれぞれの時間を過ごしています。大きなテーブルで書きものをする人、お座敷席で本を読む人、子供と一緒にランチをとる人、友達とおしゃべりをする人、お酒を飲む人、コーヒーを飲む人、まさにさまざま。いいカフェにはいい時間が流れている、まさにそんな雰囲気の「トゥットマック」。どうぞあなたも「トゥットマック」で、お気に入りの席を見つけて、お気に入りの時間を過ごしてみてくださいね。以上、バリ島ナビでした。

記事登録日:2010-03-09

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-04-03

利用日
女性 男性