3~4月のバリ島はどうでしょう?
アパ・カバール?バリ島ナビです。今年は例年に比べて始まるのが遅れたバリ島の雨季。降水量もそれほど多くなく、晴れる日も多かったのですが、3月には雨季が明けるとバリでは言われていて、その境目となるのがバリ島サカ暦の新年にあたる静寂の日『ニュピ』。ニュピを迎えたバリ島は乾季に向かって湿度が下がり始めます。南国らしいバリの天気で毎日日中は日差しが強く、また湿度が下がったことによって、朝晩は肌寒く感じられることも。この時期から観光にも快適なシーズンのスタートとなります。それでは、3月から4月にかけてのバリ 島。ご紹介していきましょう。
バリ島の気候と天気
【気温】
3月 最高33.6℃ 最低24.0℃
4月 最高34.4℃ 最低24.8℃
【降雨量】
3月 234mm 平均降雨日数20日
4月 88mm 平均降雨日数 9日
バリの暦
3-4月のインドネシアの祝日
■3月9日 ニュピ(サカ暦新年)
■3月25日 キリスト受難日
■2016年3-4月の満月: 3月23日、4月21日
■2016年3-4月の新月:3月8日、4月6日
バリ暦9番目の月「サシ・クサンガ」は3月8日まで。3月9日から4月6日まではバリ暦10番目の月「サシ・クダソ」となります。4月7日からバリ暦11番目の月「サシ・デスタ」が始まります。
3-4月のバリ島の祝日
■3月1日からウルワツ寺院のオダランが始ります。
■3月6日からムラスティ:サカ暦新年ニュピ前のご神体お清めの儀式が各地のビーチで行われます。
■3月8日タウール・アグン・カサンガ(プングルップ):ニュピ前夜に悪霊を追い払うためにオゴオゴが村の中を練り歩きます。
■3月9日 ニュピ(バリ・ヒンドゥー教サカ暦の新年)
サカ暦の元旦。前日には悪霊払いを行い、浄化された元旦当日は火や電気を使用せずに静かに過ごします。前日の夜から翌日の日の出まで家からの外出は禁止され、航空機の離発着さえも行わない日になります。旅行の計画を立てる時には気をつけてください。
バリ島の元旦に当たるニュピ当日は、旅行者であっても外出することは一切禁止され、飛行機の離発着も行われないため、この時期に旅行をするのを敢えて外す旅行者、そして旅行会社では日程変更を勧めるところも多いのですが、実はニュピに合わせてバリを訪れる旅行者もたくさんいるんですよ。
ホテルの敷地内であれば通常と変わりなく過ごすことができるので、ちょっとのんびりしたい方にはニュピの静けさはオススメ。またニュピ前日のオゴオゴも、この日にしか見れない特別なものなので、時間に余裕のある方は是非静寂の日を楽しんでみてはいかがでしょう?
バリ島知っ得情報!
昼夜の気温差が激しく、天気が変わりやすい季節の変わり目には、体が弱って病気にかかりやすい時期でもあります。そんなバリでは普段からお薬ではなく生薬や食事から健康づくりをしているんですよ。
スパイスの宝庫でもあるインドネシアにはフレッシュなハーブやスパイスが身近にあり、簡単に手に入ります。そんなハーブなどをふんだんに使ったバリ料理はまさに医食同源そのもの!
毎日の料理にはびっくりするくらいの種類のスパイスをすり潰して使われるんです。それらの多くは料理だけではなく薬やコスメとして使えるものも多く、バリの人々の生活とは切り離せないもの。
根や茎だけでもこんなに!
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それにシード類も合わせて使います
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これらの他にもまだまだたくさんのスパイスを石臼ですり潰し、ペースト状にしたものを炒めたり煮込んだりしてお料理に使います。こうやって日々の食事からバリの人々は健康管理をしているんですよ~。
バリには旅行者のためのバリ料理教室もいろいろとあるので、参加してみるのも面白いですよ!料理だけではなく、バリの文化や習慣なども料理を通して知ることができます。特にウブドの日本食レストラン『影武者』内で行われている『ダプール・バリ』では日本語で行われ、日本語の詳しいレシピもあってオススメ!
バリの新年を迎える一年で一番忙しく、そして一年で一番心が落ち着くニュピのバリ、あなたも是非日本では味わえない清々しい空気を体験してみてくださいね。以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2016-02-24