バリ島で見つけた日本

バリで見つけた日本のあれやこれ、こんなものがありますよ~!


アパ・カバール、バリ島ナビです!
ビーチ・リゾートとして日本人旅行者に人気のバリ島。旅行者だけではなく在住者も多く、それだけ日本人の出入りがあれば、日本に関するものもチラホラと目につきます。また、観光の面だけではなく、バリとインドネシアの繋がりが他にもいろいろとあるんですよ。今日はそんなバリで見つけた日本を皆さんにご紹介したいと思います~!

史跡編


日本とインドネシア、バリの歴史を話す際に避けては通れないのが『第二次世界大戦』。興味のある方は、是非書籍やインターネットで詳細を調べてみてください。簡単にかいつまんでみると、日本は、約300年に渡ってインドネシアを統治していたオランダと1941年に始まった太平洋戦争の際に敵対国となり、その後日本軍がインドネシアに進攻し、1942年3月にオランダ軍は全面降伏しました。その後約三年半に渡る日本統治の後、、1945年8月15日に日本が連合軍に降伏したことにより、二日後の8月17日にスカルノ(インドネシア国初代大統領)による独立宣言が行われました。その後再びオランダがインドネシアの植民地化を画策しましたが、1949年2月のバーグ協定により、独立国家となったのです。


三浦襄の墓
そんなインドネシアの独立に尽力し、日本敗戦のために独立の約束を果たせなかった責任を取り自決した日本人がいました。それが三浦襄です。
元々インドネシア各地で商売をしていた三浦襄は、当時日本に帰国していたのですが、太平洋戦争が起きると再びバリ島へ戻り、太平洋戦争の意義を説き、日本軍が独立の手助けを必ず実現させると住民統治を行っていました。
しかし、日本軍が降伏し、約束を果たせない状況になったため、責任を取るために自決し、死後もバリで独立を見守り続けたのです。
そんな三浦襄のお墓がデンパサール市内にあり、今もヒンドゥー教の僧侶によって管理されています。
観光地ではないため、訪れる人は多くはありませんが、今でも三浦襄を偲んで訪れる人は絶えません。

戦後賠償で建てられたバリ・ビーチ・ホテル
その戦後賠償で建てられたのが、バリ島で最初の5つ星ホテル『バリ・ビーチ・ホテル』、現在の『インナ・グランド・バリ・ビーチ』です。観光開発が進み、現在では星の数ほどホテルがあるバリ島では古いホテルに分類されますが、今でもサヌールのビーチ・サイドで、歴史の証人として静かに存在しています。

車はトヨタ!バイクはホンダ!


バリへ旅行でやってくると、道路を通っている車やバイクが日本製のものが多くてビックリする方も多いんです。他の物でも『日本製は品質が良い!』と人気なのですが、車とバイクはダントツ日本製が人気。一昔前は、道路で見かける車の大半がトヨタ車で、もはや『車』という代わりに『トヨタ』というのが一般的で、それが他社製であってもトヨタと呼ぶくらい。バイクも同じく、どこのものでもすべて『ホンダ』と呼ばれていたんですよ。あ、もちろん今でも『トヨタ』、『ホンダ』で問題なく通じますw

指圧の心は世界へ!


スパ天国のバリは、伝統的なマッサージはもちろんのこと、世界中の様々なマッサージが楽しめるんですが、その中に日本の『指圧』も含まれています。指圧はリラグゼーションというよりも、体の疲れやつまりを取ったり。旅行中の疲れもスッキリサッパリで人気。また、オイルマッサージで体がベタベタするのがちょっと…、シャワーや着替えが面倒…という方にも人気ですよ。

和食は今やどこにでも


2013年にユネスコの世界無形遺産に登録され、益々人気の和食ですが、もちろんバリ島でも大人気!日本人はもとより、世界中から訪れる外国人旅行者にも人気があるし、ローカルも和食好きな人も多いんですよ。
さらにここ数年でどんどん注目を集めているのが『ラーメン』。今までは和食レストランのメニューの一つだったラーメンですが、ラーメン専門店があちこちに。しかも日本の有名店のバリ支店もあり、まだまだラーメン・ブームが続きそうな予感!

スーパーで見つけた日本


スーパーやコンビニでも、日本の食べ物や飲み物、いっぱい見かけますよー!中には日本風にデザインされたものもありますが、それだけ日本のものは人気だという証拠。ザザッとスーパーで見かけたものを一挙にご紹介してみましょう!

バリでもサブカル、きてます!


それから、日本のサブカルもローカルの若者たちは大大大好き!街の本屋さんには日本の漫画が並び、コスプレ・サークルなんかもあったり。バリにはまだないようですが、ジャカルタの漫画スクールは教室がいっぱいになっちゃうくらいの生徒さんがいるようですよ。


と、バリで見つけた日本をいろいろとご紹介してみました。今回ご紹介した以外にも、バリと日本にはたくさんの繋がりがあるんですよね。バリが好きな日本人と、日本が好きなバリ人と、楽しく文化交流するのもまた旅行の楽しみ方の一つ。そして、実際にバリで日本を見つけてみるのもまた楽しいですね。以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-09-09

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