1＆2月のバリ島 【2015年】

アパ・カバール、バリ島ナビです！2015年が始まりました。バリは12月後半にガルンガン・クニンガンを迎え、去年はちょうどクリスマス・シーズンと重なり、そのままニューイヤーホリデーに突入で、バリの人々はお祭りを行いながらも仕事も忙しく、そのまま2015年に突入したという感じでした。
また、クリスマスから新年にかけての期間はインドネシアの祝日でもあり、外国人旅行者も多く、一年で一番賑やかになるシーズン。今年のニューイヤーホリデーもたくさんの旅行者がバリを訪れ、休暇を楽しんでいらっしゃいました。

1月2月は雨季まっただ中。バリ・リピーターの皆さんには、トロピカル・フルーツが旬を迎えて安くて美味しいことでも人気のシーズンです。雨は降るものの、ずっと降っているわけではないので、雨が止んだ頃にショッピングや観光へ、雨が降っている間はホテルでのんびりしたり、スパでリラックスしたりと雨季は雨季なりのステイを楽しめます。それでは1月から2月にかけてのバリ島をご紹介していきましょう。

バリ島知っ得情報！

今回は雨にまつわるお話を少し。乾季から雨季に季節が移る頃は、バリ島は一年で一番暑い時期を迎えます。特に去年の雨季への変わり目はものすごく暑い日が続いていました。そんな雨季直前の暑さに、バリの大地は渇き、特に乾燥したエリアでは飲料水や作物への水を確保するのが困難になることもありました。

そんな時に、バリの一部のエリアでは雨乞いの儀式を行っていました。その一つ、バリ島東部のカランガッセム県では雨乞いの儀式が行われていました。雨が降り始める前にこの儀式は行われ、そこでは村の男性が牛の皮で作られた盾とロタンの棒で叩き合うという踊りが奉納されるのです。現在では整備が進められ雨季前の乾燥した時期でも水不足に悩むことがなくなったため、雨乞いの儀式は行われていませんが、踊り自体は村の文化として残っています。

逆に雨季本番を迎えると激しいスコールが降る日が続き、これはこれで人々を悩ませる要因ともなります。特に大きな儀式が執り行われる際に雨が降ると儀式の進行にも支障をきたすため、バリの人々が頼りにするのが、『レイン・ストッパー』と呼ばれるシャーマン。大きな儀式の際にはパワン・フジャン、トゥカン・トゥランと呼ばれるレイン・ストッパーが祭壇でマントラを唱えながら雨除けを行います。また儀式によっては雨を止めたい場所で直接煙を上げて木や植物を燃やし始めたりすることも。