チョコレートケーキ対決ウブド編

チョコレートケーキ好き必見!!ウブドのいろんなお店のチョコレートケーキを、食べ比べてみました!

こんにちは!バリ島ナビです!
今日はバリ島ウブドから、「チョコレートケーキ対決!」をお届けしたいと思います。

チョコレートケーキ!あまたあるケーキの中でも、オーソドックスでありながら、けして色あせない魅力で私たちを惹きつけるチョコレートケーキ!しかし、ひとことでチョコレートケーキと言っても、その実態はお店によってさまざまです。そして、人の好みも様々。甘い甘いチョコレートケーキが好きな人もいれば、ビターなチョコレートケーキを好む人もいる。お茶と一緒に食べたい人もいれば、お酒と一緒に食べたい人もいる(?)。いったいこのお店のチョコレートケーキは、どんなチョコレートケーキなんだろう、私の好みのチョコレートケーキには、どこへ行けば会えるのだろう、と思っていたアナタへ。ナビが徹底検証します。ウブド「チョコレートケーキ対決!」はじまりです!
今回の「チョコレートケーキ対決!」、セレクトしたお店は次の5店。

クエ・ベーカリー・カフェ&チョコレートリー:ウブド大通りに店舗を持つ、スィーツのお店。お店の名前「クエ」というのはインドネシア語で「お菓子」という意味。「ベーカリー・カフェ&チョコレートリー」とついているだけあって、チョコレートの種類が実に豊富。スイス産のチョコレートとインドネシアのスパイスやフルーツをミックスしたオリジナルチョコレートがお店の自慢です。今回の「チョコレートケーキ対決!」、「クエ」からは、「チョコレート・プルーン・ケーキ」(1万2000ルピア)と、「チョコレート・ムース・ケーキ」(1万9000ルピア)の2種類をエントリーしました。
ベベッ・ブンギル:いわずと知れたウブドの有名レストラン。かりかりに揚げたあひるのからあげ「クリスピー・ダック」と、ふわふわのメレンゲがのった「ココナッツ・クリームパイ」があまりにも有名なれど、実は昔から、根強いファンを持つ「ベベッ・ブンギル」のチョコレートケーキ。「ジ・オリジナル・フード・ケーキ」(3万ルピア+15%)で、「チョコレートケーキ対決!」にエントリー!
カキカン・ベーカリー:日本人好みの甘さ控えめなケーキでファンが多いウブドの人気店。ここのケーキやパンを買うために、わざわざビーチエリアから訪れる在住日本人も数知れず。生クリーム、カスタードクリームどれをとっても、甘すぎず、べたべたせず、ほどよい後味がクセになる、と評判です。「カキアン ベーカリー」からは「チョコレートケーキ」(1万8000ルピア)をエントリー!
カフェ・ワヤン:モンキーフォレスト通りのほぼ中央に位置するカフェ・ワヤンは、ウブドの老舗レストラン。ここのチョコレートケーキといえば、どんなガイドブックにものっている、ウブドの有名スィーツです。そんなカフェ・ワヤンのチョコレートケーキは実に種類豊富。今回の対決には、このカフェの名前を一躍有名にしたダブルチョコレートの「デス・バイ・チョコレートケーキ」(2万6000ルピア)と、「チョコレートケーキ」(1万7000ルピア)を、エントリー!
トゥットマック:サッカー場に面したカフェ「トゥットマック」は自家焙煎コーヒーカフェ。朝ごはんからブランチ、ランチ、午後のお茶、ディナー、カクテルとさまざまシチュエーションで楽しめる「トゥットマック」のスィーツはどれもボリュームたっぷりな欧米人仕様です。今回は、その中でもひときわリッチテイストを誇る「ベルギーチョコレートケーキ」(2万3000ルピア)」をエントリー!
これらの、5店舗7種類のチョコレートケーキを食べて、審査をしてくださるのは以下の方々。

A子:20代女性。ウブド在住6年。ウブド内の某スパ勤務。一番好きなお菓子はチーズケーキ。
B子:30代女性。年に2回はウブドを訪れるヘビーリピーターで、バリ旅行回数10回以上。都内在住、既婚OL。甘いものは、実はあんまり得意じゃないのだそう。
C子:40代女性。ウブド在住13年。バリ人と結婚してふたりの子供の世話に追われる主婦。チョコレートケーキ大好きです!
D子:50代女性。ウブド在住15年、少しはやめのリタイアでウブド生活を満喫。お菓子作りが趣味。

それではまず、すべてのケーキを一口ずつ試食。この時点で、どのケーキがどこのお店のものか、値段などの情報は、誰にも知らされていません。あくまでも、目の前に出てきたケーキの「見た目」と「味」について、意見を言っていただくこととしましょう。

「クエ」チョコレートプルーンケーキ

チョコレートケーキ対決ウブド編 チョコレートケーキ クエ ベベッ・ブンギル カキアン・ベーカリー カフェ・ワヤントゥットマック チョコレートケーキ対決ウブド編 チョコレートケーキ クエ ベベッ・ブンギル カキアン・ベーカリー カフェ・ワヤントゥットマック
B子:上に載ってるのが生チョコかと思えば意外な酸っぱさ。
D子:でも、これ、チョコレートの味と合うのかしら?なんだか合わないような気がする。
C子:スポンジがぱさつき気味であんまりチョコレートの風味が感じられないんだけど。
A子:でも私みたいに甘いものが苦手な人間には、この、重過ぎない土台とプルーンの爽やかさに救われる。これだったら甘いものが苦手でも1個食べられる。
B子:甘すぎない土台と酸っぱいデコレーションで、甘いもの苦手な人用のケーキって感じかな?
C子:でも、「チョコレートケーキ」好きには全然物足りません。

「クエ」チョコレート・ムース・ケーキ

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D子:ああ、これはおいしい!!
B子:スポンジがふわふわでチョコムースはエアリー。すごい上品なケーキですね。こんなケーキがウブドで食べられるなんてちょっとビックリ!
A子:甘くないですか?「とにかく甘い!」って感じなんですけど。
C子:ムースはちょっと甘いかも。でもおいしいですね。チョコレートの風味がしっかりしてます。かなり満足感があるかな。
D子:これは「うれしいケーキ」だわ。

「ベベッ・ブンギル」ジ・オリジナル・フード・ケーキ

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A子:見た目はものすごいボリュームだけど意外と素朴な味ですね。
B子:スポンジが軽くてサッパリしてる。
C子:このチョコレートフィリングの味、すごく好き。甘くないスポンジにとっても合ってると思います。
D子:でももうちょっと「楽しく」作ってほしいなあ。あまりにもデコレーションに遊び心がなさすぎです。

「カフェ・ワヤン」デス・バイ・チョコレートケーキ

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B子:ゴージャスドレスのマダムがどぉんと歩いてくる、って感じですね。「横綱欧風系」というか。。。
A子:いかにも甘そう!って思うけど、スポンジはお酒の風味でそんなでもない。「大人のチョコレートケーキ」って感じです。
C子:しかしまわりのチョコレートフィリング、頭が痛くなるほど甘いんですけど。フィリングに限って言えばチョコレートの風味というより、砂糖そのものを食べているような。
D子:うーん、日本人からすると、「もうちょっと、優しく作ってください」って言いたくなるようなチョコレートケーキですね。

「カフェ・ワヤン」チョコレートケーキ

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A子:カステラ風スポンジはあんまり甘くないですね。チョコクリームはちょっとしつこいかな?
B子:これは日本のケーキに近いかな?どっかで食べたような味。コンビニのケーキって感じかな。
C子:私には、クリームはムダに甘すぎ、スポンジはぱさぱさ。コンビニの「売れ残ったケーキ」って感じです。
D子:平凡な味だわ。

「カキアン・ベーカリー」チョコレートケーキ

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A子:レアチョコレートケーキって感じですね。チョコレートというより、モカ風味?生クリームと交じり合ってマイルドで食べやすい。クリームもさわやかな風味でおいしいです。
B子:チョコレートのスポンジと、これはチョコレートクリームというより、モカ風味のクリームなのかな?だからしつこくないんですね。アイスクリームみたいにすーっと口どけがいいケーキです。
C子:とても食べやすい。でもこのスポンジ、しっとりしてる、といえば聞こえはいいんだけど、なんかぬれてません?
D子:スポンジにお酒とシロップを塗ってしっとりさせるというのは、ケーキづくりの常套手段なんだけど、だとしたらもっとお酒の香りがするはず。食べやすいけど、ちょっと水分が多すぎるような気がするわね。

「トゥットマック」ベルギーチョコレートケーキ

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B子:あ、甘い。。ケーキが甘いのは当たり前なんだけど、クリームもスポンジも、周囲のフィリングも、みんな甘い。ある意味、「日本にはないタイプ」です。甘いもの苦手には、ちょっと。。。
A子:外側の装飾部分のフィリングが甘いです。それと「大きさ」にビックリ!でも添えてある生クリームと一緒に食べると甘さが緩和されていい感じになります。
C子:しっとりしているスポンジはいい感じだと思います。私にとって「しっとり」っていうのはこういうことを言うのね。ぬれてる、ってことじゃなくて生地そのものがしっとりしてる。チョコレートケーキ好きにはリッチな味わいがなかなか好みです。生クリームもポイント高い。でもフィリングは甘すぎ。
D子:重過ぎるわね。


結果発表!

ということで、それぞれの感想を出し合ってケーキをいただいたあと、順位をつけることに。その、それぞれがつけた順位を合計した点数が一番「低い」チョコレートケーキが、今回の「チョコレートケーキ対決!」一番好まれたケーキ、つまり第1位に輝くケーキということになります。その結果は、以下の通りに!

お店の名前/ケーキの名前/A子/B子/C子/D子/合計
1 クエ チョコレート・ムース・ケーキ 2 6 3 1 12
2 クエ チョコレート・プルーン・ケーキ 1 4 6 3  14
2 カキアン・ベーカリー チョコレートケーキ 3 1 4 6 14
4 ベベッ・ブンギル ジ・オリジナル・フード・ケーキ 5 7 1 2 15
5 トゥットマック ベルギー・チョコレートケーキ 7 3 2 5 17
5 カフェ・ワヤン デス・バイ・チョコレートケーキ 6 2 5 4 17
7 カフェ・ワヤン チョコレートケーキ 4 5 7 7 23



輝く第1位に選ばれたのは「クエ」のチョコレート・ムース・ケーキ
スイス・チョコレートの香り高いチョコレート・ムースは、コーヒーや紅茶だけでなく、お酒にも合いそう。ムースの甘さに対してスポンジがビターなのがGood!です。チョコレート好きが満足するケーキと言えます。


2位は同じく「クエ」のチョコレート・プルーン・ケーキ
プルーンとチョコレートの意外な組み合わせにびっくりしますが、プルーンの酸っぱさと、しつこくないスポンジで、甘いモノが苦手な人にもオススメできるケーキです。コストパフォーマンスも高い!
同点2位に選ばれたのは「カキアン・ベーカリー」のチョコレートケーキ
口当りの軽い日本人好みのライトなチョコレートケーキ。チョコレートスポンジ、ホイップクリーム、モカクリームと、いろいろな味が楽しいケーキです。


世代によって好みがはっきり分かれ、結果第4位におさまったのが、「ベベッ・ブンギル」のジ・オリジナル・フード・ケーキ
チョコレート好きには満足できるケーキながら、あまりに素っ気ない外見に不満の声も。それから、ケーキの味には関係ないことですが、今回の「チョコレートケーキ対決!」エントリー5軒中、持ち帰りのケーキに税金とサービス料15%をつけたのは「ベベッ・ブンギル」のみ。ケーキのネーミング「ジ・オリジナル・フード・ケーキ」というのも、わかりにくく首をかしげます。もっともお店では「チョコレートケーキ」でわかってもらえます。だとしたらなおのこと、このネーミングはわかりやすく変えた方がいいのではないかしら、などとよけいなお世話ながら考えてしまいます。ケーキの味とは関係ないことながら、あれこれ言いたくなってしまう、「ベベッ・ブンギル」なのでした。でもそれもこれももしかしたら、「うちはコレ!」という、お店の自信のあらわれ、なのかもしれません。とにかく、一度は味わって損のないケーキといえます。


第5位は「トゥットマック」のベルギー・チョコレートケーキと、同点で「カフェ・ワヤン」のデス・バイ・チョコレートケーキのふたつが選ばれました。
「トゥットマック」のベルギー・チョコレートケーキは、甘いものが苦手な人にはキツイ重量感がありますが、甘いもの好き、チョコレート好きさんには、このしっとりしたスポンジはチョコレートの風味がしっかり感じられて満足度大です。持ち帰る場合はホイップクリームをつけてくれますが、店内で食べる場合は、ホイップクリームかアイスクリームを選べます。この添えられたクリームの味が、このケーキを食べる場合のほどよいクッションの役目を果たしているようです。
そして「カフェ・ワヤン」のデス・バイ・チョコレートケーキ。全てのガイドブックにのっている、ウブドの超有名ケーキは、今回の対決では第5位に。欧米人は狂喜するこのケーキ。日本人には少し凶暴すぎるかもしれません。甘いだけじゃなくて、チョコレートのビターな風味も忘れないでほしいです。


そして最後は「カフェ・ワヤン」のチョコレートケーキ、という結果になりました。「チョコレートケーキ、といえば、カフェ・ワヤン!」と、どのガイドブックにも書いてありますが、なんとも意外というか、皮肉な結果となってしまいました。


いかがでしたか?「ウブドチョコレートケーキ対決!」ひと言で「チョコレートケーキ」と言っても、スポンジ、クリーム、ムース、フィリング、トッピング、デコレーション、お店によって本当にさまざまです。好みの味に出会うのは、なかなか難しいのですね。ナビ個人的な好みを言わせてもらうならば、次のようなチョコレートケーキがあれば最高!

「クエ」のベルギー・チョコレートケーキのスポンジに、
「ベベッ・ブンギル」のジ・オリジナル・フード・ケーキのフィリングをのせ、
その上に「クエ」のチョコレート・ムース・ケーキのムースをのせ、
全体を「カキアン」のチョコレートケーキのモカクリームもしくはホイップクリームで包んだケーキ。


ナビも一緒においしくいただいた今回の「チョコレートケーキ対決!」みなさんがウブドへいらっしゃった時の、参考にしていただけたら嬉しいです。そしてもし、みなさんが「これぞ!」と思えるチョコレートケーキにウブドで出会ったら、どうぞナビにも、教えてくださいませ。それではまたいつか、新たな「対決!」でお目にかかりましょう。
以上バリ島ナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-08-25

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