バリ島のテーマ別おすすめスポット

これだけやればバリ島大満喫!押さえておきたいバリ島のおすすめをピックアップ。

アパ・カバール、バリ島ナビです!バリ島は小さいながらもたくさんの魅力がギュッと詰まった島なので、短い旅行だとあれもこれもと欲張ってしまいたくなりますよね。でも、あえてそこをシンプルに、オーソドックスで本当にバリらしい体験ができるスポットやおすすめの観光をご紹介してみましょう。はじめてのバリ島で一体何ができるのか分からないという方はもちろん、リピーターだけど意外とベタな観光ってしていないなーという方もぜひぜひ一度は行ってみてほしい厳選スポットです。

なにはなくともまずビーチ!

バリ島にきたからには、なにはなくともまず海!ですよね。日本の、人人人の海水浴場とはちがう、のんびりした美しいビーチではマリンスポーツやスイミングを楽しむもよし、海辺でボーッとして過ごすのもよし。滞在中にはぜひビーチで過ごす時間をスケジュールに入れてください。バリ島のビーチはエリアによって個性いろいろですから、自分にあったビーチを見つけるのも楽しみですね。

クタ・ビーチ
バリ島のビーチで一番有名なのは何と言ってもクタ・ビーチでしょう。長い長~い海岸線に沿って、日がな一日肌を焼きまくる人や泳ぐ人、真面目に練習にはげむサーファー、サロンから謎の民芸品までありとあらゆるものを売りにくる物売りのおじさんやおばさんなど、人間ウォッチングだけでも退屈することがありません。冷たいビールやローカルフードを売っている人もいて、パラソルやデッキチェアをレンタルしてゴロゴロと一日中ビーチで過ごすことだってできちゃうんです。もちろんサーフボードやボディボードなどもビーチでレンタルできます。そしてクタ・ビーチと言えばサンセットの美しいスポットとしても大人気です。もちろん季節や天気によりますが、大きな丸~い太陽が遮るもののない水平線にゆっくりと沈んで行く様子は圧巻です。にぎやかに過ごしていたツーリストたちも口数少なに海を見つめて物思いにふけったりして。。昼間は仲間とワイワイ、夕方はカップルでちょっとロマンチックに過ごすのにおすすめのビーチです!

ジンバラン・ビーチ
ビーチにいても、ちゃんとおいしいものが食べたい!という方にはジンバラン・ビーチがおすすめ。夕方からはもうもうと立ちのぼる煙で先がかすむほど、たくさんのシーフード・バーベキューのお店が軒を連ねています。こちらについては後ほど詳しく紹介します。またこちらも夕陽がきれいに見える場所なので、サンセットからディナーまでの時間帯はものすごい人出になります。逆に昼間は人が少なく、クタ・ビーチと比べると波が高くないので小さなお子さんを遊ばせるのにもいいですよ。

スマワン・ビーチ
サヌールのビーチは端から端までゆうに5キロ以上あり、区間ごとに「〇〇ビーチ」といろいろな名前で呼ばれています。その中でもローカル度とリゾート感が程よくミックスされ、気分よく過ごせるのがスマワン・ビーチ。朝はダイビングツアーのお客さんがボートで出かけて行き、お昼から夜まではビーチ沿いのカフェやレストランでのんびりするお客さんで賑わっています。この辺で魚釣りをする地元のおじさん達も多いみたいです。スマワン・ビーチはビーチ全体の南寄りにあるので、ここから北に向かって歩いて行くとかなり良い運動になります。日の出とともにメディテーションやヨガをやっているグループがあったりして、一声かければすぐに参加させてもらえるものもあるので、早朝のビーチ散歩はおすすめです。また、マリンスポーツのカウンターもたくさんあり、バナナボートやジェットスキーなどを気軽に楽しむことができます。お土産物屋もありますよ。特に週末の午後は休日をエンジョイする地元のファミリーやカップルもたくさんやってきて、子供や犬たちが遊びまわるほほえましい姿が見られます。

ホワイト・サンド・ビーチ
海そのものの美しさにこだわりたい、という方は南部エリアから離れホワイト・サンド・ビーチまで足を伸ばしてみてはどうでしょうか?ビーチまでの道はあまり整備されていないので、たどり着くまでが少し大変ですが、苦労した道のりも忘れるほどの素朴で美しいビーチが広がっています。シュノーケリングの道具をレンタルしてサンゴや魚を探してみたり、波の音を聞きながらマッサージでリラックスしたりと、ゆったりした時間が過ごせます。近くにはチョコレート・ファクトリーや水の王宮などの観光スポットもあり、旅の一日をまるっとバリの東部で過ごすのもおもしろいと思いますよ。

ブドゥグルエリアでさわやかな空気を胸いっぱいに!

海があるなら山だって!という訳で、3000メートル級のアグン山を最高峰にバリ島には高い山もあるんです。ただ、ハードなトレッキングや登山は誰にでもおすすめ、とは言えないので、今回は高原のさわやかな雰囲気が味わえるスポット、ブドゥグルとその周辺エリアをご紹介したいと思います。チャトゥール山のカルデラ地であるこの一帯はブラタン湖を中心に面白い見どころが集まっています。
このエリアまで南部からだと2時間以上の道のりですが、喧騒に包まれた町中からライスフィールド、そしてだんだん標高が高くなって高原野菜の畑へと移り変わっていく途中の景色を見ているとそんなに退屈もせずバリの避暑地、ブドゥグルエリアに到着です。

まずはバリを代表するフォトジェニックな寺院の一つとして、パンフレットなどにもよく使われるウルン・ダヌ・ブラタン寺院を訪ねてみましょう。このお寺はチャンディクニン公園と呼ばれる公園の中に建っているので、まずは公園に入場し園内をしばらく歩きます。そしてブタラン湖のほとりまでたどり着くと静かにたたずむ美しい姿が見えます。乾季には水が引き、そうでもないのですが、雨の多くなる時期には水が迫ってきて本当に湖に浮かんでいるように見えて、その美しさも一層際立ちます。またこのブラタン湖には貸しボートやウォータースポーツの施設もあり、休日ともなるとドメスティックの旅行者や地元バリのカップルたちがたくさんやってくる人気のレジャーエリアとなっています。ボートに乗ってウルン・ダヌ・ブラタン寺院を湖側から眺めるのも面白いかもしれませんね。

そしてブドゥグルでのショッピングと言えばここ、チャンディクニンのマーケットです。メインは近郊で取れた野菜やフルーツなので日本に持ち帰るのは難しいですが、滞在中に食べる分を購入したり、乾燥したスパイスの類ならおみやげにすることもできますね。また、ゆでたトウモロコシやピーナッツを買って食べ歩きも楽しいですよ。

最後はバリ植物園へ。マーケットからは車で5分ほどで着きます。公園の敷地は広大で緑いっぱい、大変気持ち良いのですが、植物園と言ってもあまりお花いっぱい!という感じではないんですよね。バリ植物園は主にインドネシアとその周辺地域に自生する固有品種の保護と研究を主たる目的としているため、例えばランのコーナーを見ても品種改良されたような大輪で鮮やかな色の花をつけたものはあまり見当たらず、野生の地味で小さなものが多いのです。じゃあなぜここに?目的はコレ、公園内の寺院前にある大きなガジュマルの木です!
じっと見ていると吸い込まれてしまいそうな、深く静かなエネルギーを発しているのがじんわり感じられませんか?そう、ここはパワースポットとして訪れる人も多いスピリチュアルな場所なんです。ぜひ、しばらくの間ここで心を空っぽにしてみてください。良い気をもらって帰ることができるはずです。

動物たちとふれあって、童心にかえれるバリ・サファリ&マリン・パークへ!

「バリでわざわざ動物園?」なんて言わないでくださいね。一般的な展示の動物園ではなく、日本でも10ヶ所ほどしかないサファリパーク、バリで行かない手はありませんよ。バリ・サファリ&マリン・パークはお子さん連れのファミリー旅行には特におすすめです。サファリバスに乗っての野生動物観察から、インドネシアならではの現代の恐竜、コモドドラゴンも見られる歩いて回れるゾーン、そしてちょっとした遊園地やプールなどの施設もあり、一日中いても退屈することはありません。また園内の動物たちはオランウータンや象など一緒に写真を撮ったり、乗ったりして触れ合うことができるものもいて動物好きさんにはたまりません。大人だって、完成度の高いバリアグンショーにはきっと感動しますよ。ランチはぜひサヴォ・ライオンレストランで。ガラス越しとは言え、野生の迫力満点のライオンたちをすぐそばに見ながら(見られながら?)のお食事はワクワク、ドキドキ、ゾクゾク(?)で絶対に忘れられない思い出になりますよ。

カルチャーだって外せません。ウブドで舞踊鑑賞

バリには自然もあふれていますが、文化芸術も素晴らしいものがあり、とても興味深いんですよ。絵画、彫刻、音楽などさまざまな分野でバリ人の才能を感じることができますが、特にバリ舞踊は短い日程の中でも旅行者が鑑賞しやすいと思います。それに舞踊にはダンスの他、ガムラン音楽の演奏、バリ伝統の美意識を垣間見ることができるきらびやかな衣装や舞台設定などが作りあげる総合的芸術という側面がありますのでバリの芸術的エッセンスを感じるにはもってこいです。
多くのバリ人は学校の授業や地域の活動で子どもの頃に踊りの手ほどきを受けているので、フツーの人でも場が盛り上がるとびっくりするような指のしなりを見せてくれたりするんですよ。ホテルやレストランでお食事をしながらバリ舞踊を見ることができる場所もたくさんありますし、ウルワツやタナロットなど絶景×舞踊のコンビネーションはたくさんの観客を集め今も大人気です。でも、クオリティーの高い舞踊を好みに応じて選んで見られるのはウブドをおいて他にはありません。
ウブドの舞踊団は1930年代にはすでにバリの代表として海外で公演を行うほどの実力を持っていました。それと前後してエキゾチックな熱帯の島へのあこがれを抱いてバリ島にやってきた西洋の芸術家たちの多くがウブドに滞在するようになり、彼らとの交流を通じてウブドの舞踊の芸術性はいっそう多様に高まっていきました。そして今日ではわずか数キロ四方のウブドエリアに十指に余る、それもすべて実力派の舞踊団がひしめきあっています。特定の演目や歌舞団にこだわらなければ、毎日何らかの舞踊を見ることができます。ごひいきの歌舞団や見てみたいグループがある場合は公演の曜日を確認してくださいね。
ちなみに舞踊の公演はほとんどが夜7時半ごろからのスタートです。ウブドエリアに泊まっている人はホテルで車を用意してもらうことができるかもしれませんが、南部やその他のエリアに戻る方は、公演の終了時間は9時ごろになりますので帰りの足はあらかじめ確保しておくことをおすすめします。

食べずには帰れない!インドネシア、バリ料理のおすすめ

旅行で一番楽しみなのはその土地ならではのおいしいものを食べること、という方も多いでしょう。世界中の観光客が集まるバリ島ではおいしい和食もイタリアンも味わうことができますが、やはりここはインドネシア料理、バリ料理にトライして欲しいです。

バリ料理
バリ料理だってインドネシア料理じゃないの?という方、もちろんそうです。でも何千キロにも及ぶ範囲の中に1万以上の島々が点々と連なるインドネシアでは、お料理だってすごくバラエティに富んでいるんです。お隣の島ジャワ島と比べるだけでも、その違いは明らか。一般にジャワ島の料理よりもバリ料理は辛くてスパイシーということになっています。でもその辛さの裏には複雑かつ繊細なスパイスやハーブの調合の手間ひまがあり、その労力のためふつうの街の食堂やレストランではなかなか味わうことができません。そんなバリ料理を堪能できるのがブンブ・バリ。特にリスタフェルと呼ばれる、いろいろな料理を少しずつ味わうことができるコースはバリ料理のエッセンスを感じることができますよ。奥深いバリ料理の世界に興味がわいた方は、早朝の市場での買い出しから始まるクッキングクラスにも参加してみてはいかがでしょうか?

イカン・バカール
シーフード好きの方にはジンバラン・ビーチでのイカン・バカールがおすすめ。先ほどビーチの項でもご紹介した通り、ジンバランのビーチサイドには数えきれないほどのイカン・バカールのお店が並んでいます。お料理の内容はどこもそれほど変わらないので、入り口に並んでいるシーフードをチェックしたり他のお客さんの入り具合をうかがって好きなお店を探してみてくださいね。ココナッツの殻を燃やした網の上で、それぞれのお店特製のブンブ(調味料)を塗りながらじっくり焼き上げたシーフードを海を見ながら食べる贅沢!ビーチ最前列のテーブルに陣取って、サンセットを眺めながら早めのディナーというパターンが王道ですが、日が沈んで真っ暗になっても空港の灯りと行き交う飛行機を眺めながらロマンティックなディナーも良いですし、お昼頃からやっているお店も多いのでランチ利用もOKです。

ナシ・チャンプル
最後はインドネシア人がみんな大好きな絶対に外せないインドネシア料理です。それはズバリ、ナシ・チャンプル!ナシ・チャンプルはお皿にごはん(ナシ)と数種のおかずを盛ったもので、おかずが何であれ成立してしまうのでよくよく考えると、ナシ・チャンプルって料理名とは言いがたいかも知れませんね。スタイルも日本の定食のようにおかずが決まっていて「一つね!」と注文すると自動的に出てくるナシ・チャンプルもあれば、ショーケースから好きなおかずを好きなだけ選んで乗せてもらうタイプもあります。注文からお会計まで、他のお客さんのやり方をみていれば初めてでも戸惑うことはほとんどないと思います。街歩きの途中で気になるナシ・チャンプル屋さんを見つけたら思い切って入ってみませんか?ただし、最近はエアコンが入ったレストランみたいなナシ・チャンプル屋さんもあったりしますが、たいていは片側オープンのガラスケースに作り置きのおかずが常温で並んでいます。暑い中、ココナッツなど傷みが早い材料を使ったものも多いので、お客さんの多いよく売れているワルンを選んでくださいね。ちなみに、ナビがナシ・チャンプルで一番よく選ぶおかずは「たまご焼き」です。日本では絶対にあり得ない大量の油で揚げるように焼かれたたまご焼きは、それだけでもボリュームあるおかずになるし、肉や魚のおかずにからんだ辛いサンバルや濃厚なソースをマイルドにしてくれるのでぐっと食べやすくなるんですよ。見つけたらお試しあれ!

いかがでしたか?バリ島は海あり、山あり、美味しいものありのワンダーランドだと感じてもらえたでしょうか?プラン作りの参考になればうれしいです。バリ島初心者さんはもちろん、リピーターさんもまだのスポットがあればぜひ行ってみてくださいね。「定番」の魅力が納得できると思います。
以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-11-18

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