バリ島ってどこにあるの?国じゃないの?バリ島旅行前に知っておきたいバリ島の基礎知識をご紹介します。
アパ・カバール、バリ島ナビです!初めてバリ島旅行を計画されている方の中には「何が何でも、どうしてもバリがいいのだ~!」という方もいらっしゃれば、「南国に行きたい」「チープにアジア圏内でどこか…」と、なんとなく決めた方もいらっしゃるでしょう。でもちょっと待って!せっかくバリに来るなら、少しバリについての基礎知識を頭に入れてからの方がより楽しめるというもの。そんな旅行前に知っておきたいバリ島の基礎知識をご紹介しましょ~!
国の概要
「バリ島」は「インドネシア共和国(Republik Indonesia)」に属する島で、第一級地方自治体の「バリ州」。インドネシア共和国はおおよそ1万8000からの島で形成され、アジアで唯一赤道が通過している国です。国の総面積は約190万㎢で、人口は世界で第4位の2億3000万人。多民族国家であるインドネシア共和国には約300の民族、583の言語があると言われており、国全体では国教のイスラム教信仰者が87%にのぼり、世界最大のイスラム教徒を抱えていますが、民族によってそれぞれの文化や宗教を信仰しています。
バリ島の人口と面積
バリ島の人口は約320万人。面積は約5633㎢。東京都の約2.5倍の大きさです。州都はデンパサール(Denpasar)で、9つの第二級地方自治体(県)で構成されています。島内には3142mのアグン山や1717mのバトゥール山など、多くの火山があります。
バリ島の気候
バリ島の気候は熱帯性気候に属し、乾季と雨季の2つの季節があります。年間を通して平均気温は約28度、乾季は日中30度を超える日もありますが、湿度が低く、日本の夏と比べて過ごしやすい気候です。
乾季は4月から10月までで、終日雨が降ることもなく快適に過ごせます。湿度が低いため、夜間は南部でも肌寒く感じるほど昼と夜の気温差があります。
雨期は11月から3月までで、1日に何度かスコールが降ります。乾季に比べて湿度が高いので、じっとりとした暑さを感じます。ここ最近は雨期の始まりが遅れる傾向があり、本来なら一気に降ってスッキリ晴れるスコールも、一日中降り続く日もあります。
気温はエリアによっても大きく変わります。南部エリアのクタ・ヌサドゥアなどは他のエリアと比べて気温が少し高く、逆に山間部に当たるウブドやキンタマーニなのど中部エリアは気温が低くなり、雨期の期間は南部エリアよりも降水量が多くなります。
バリ島の宗教
サンスクリット語で「神様への捧げもの」を意味する「ワリ(WALI)」という言葉が由来の「バリ島(BALI)」では90%以上の人々がバリ・ヒンドゥー教を信仰しています。西暦の他にバリ独自の2つの暦があり、その暦により宗教行事やお祭りごとが行われます。
また、サカ暦の元旦にあたる「ニュピ(静寂の日)」は前日の夜から翌日の日の出まで火や電気を使用せずに静かに過ごす日。家からの外出は禁止され、航空機の離発着さえも行わない日になります。旅行の計画を立てる時には気をつけてください。
言語
インドネシアの公用語「インドネシア語(Bahasa Indonesia)」以外にも、バリ島では日常的に「バリ語」が使用されています。公式の場所や他島出身者とはインドネシア語を、そしてバリ人同士ではバリ語をという風に使い分けされているのですが、最近はバリ人同士でもインドネシア語を話す人も増えてきています。
バリ語は大きく分けると普通語、丁寧語に分けられ、さらにそれらが細かく分類され、カースト制度に従った言葉で話しをしなくてはいけません。インドネシア語に比べると非常に難しいと言われています。
バリ島の料理
バリ島ではインドネシア全域で食される「インドネシア料理」とバリの伝統料理である「バリ料理」を味わうことができます。どちらもインドネシアで採れる新鮮なスパイスをふんだんに使ったスパイシーな料理で、日本人の口にも合います。また世界中のおいしい料理を楽しむことのできる評判のレストランもたくさんあります。
バリ人ってどんな人?
とってもフレンドリー!
「バリ島旅行で一番心に残ったのは、バリの人々の笑顔!」という人もたくさんいらっしゃいますよね?バリの人々はとってもフレンドリーでホスピタリティー精神に溢れています。バリが世界中の人々を惹きつけるビーチ・リゾートとして多くのリピーターに愛されているのは、これが一番大きなポイントだと言われるくらい。また、みんな子供好きなので、お子様連れのゲストがいると、すぐに近寄って来て子供をあやしてくれたり、食事中にはお願いしていないのにすすんで子供と遊んでくれたり。
お祭り騒ぎが大好き!
そんな優しいバリの人々ですが、実はとっても血気盛んなところもあり、そして陽気で賑やかなことが大好き。普段はのんびりマイペースでも、イベントやお祭りごとがあると急にテンションが上がります。ニュピの前日には精魂こめて作りあげたオゴ・オゴを担ぎ、ねり歩くのですが、その際のチームワークたるや普段なかなかお目にかかれるものではありません!また、大晦日には花火を打ち上げたり紙製トランペットを吹いたりと、「やりすぎじゃない??」と思うくらいの大騒ぎ。音楽は家にいても車の中でもガンガンのディスコ・ミュージックがお好みで、大音量でノリノリ~♪普段はとっても穏やかなのに、車のハンドルを握ると突然人格が変わったかのように道路をぶっ飛ばしたりする一面もあります。
ゲンシ
バリでは見栄っ張りな人を「ゲンシ」と言いますが、ゲンシとまでは言わないでも、とても見た目などに気を使います。洋服は必ずキッチリとアイロンをかけてあるものを着用し、入浴後にはコロンをふりかけ、お出かけ前にはめいっぱいのオシャレをして出かけたり。また伝統衣装のクバヤも、いち早く最新トレンドのものを着てお寺やお祭りごとに行くために、バリの女の子たちは日々情報収集に余念がありません。そして新しいものが大好きで、バイクや携帯電話など、新商品をいち早く手に入れるのがご自慢だったりします。
ティダ・アパアパ~!
「ティダ・アパアパ(Tidak apa-apa)=大丈夫」と、いつもゆる~いスタンスでバリの時間は流れています。外国人にとっては驚くようなシチュエーションで発せられることもありますが、自分にも他人にも同じく寛容なバリの人々。常夏の南国では細かいことは気にせずに、あくまでもゆる~く過ごしているのです。
バリ島の観光
「ビーチ・リゾート」として人気のバリですが、見どころはたくさん!ビーチはもちろんのこと、バリ・ヒンドゥー教の寺院を巡ったり、文化や芸術に触れてみたり、大自然を満喫することに、リゾート・ステイやナイト・クラビングと、楽しみ方は人によって千差万別です。
バリ島の基礎知識、いかがだったでしょうか?ここにご紹介したのはほんの一握りの情報ですが、少しでも皆さんの参考になればと思います。そして実際にバリ島で、どんどんバリの人々と接したり、いろいろな物を見たりして、リアルなバリを感じてみてください。以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-02-10