バリ島旅行の計画を立てる前に見て!2012年はこんな年
アパ・カバール、バリ島ナビです!2012年がスタートし、今年のバリ島旅行の計画を始めた皆さん。まずは旅行の日程選びですよね。お休みの調整の次に気になるのが現地の祝祭り日やイベント。バリ島を含むインドネシアでは、宗教毎の祭日には変動制のものもあり、お祭りに合わせて訪れたい人も、そうじゃない人も、事前のチェックはとっても大切!2012年のバリ島カレンダー、ご覧ください!
◆2012年の祝祭日
<2012年間カレンダー>
★年により変動あり
1月1日 元旦
Tahun Baru
バリのお正月はヒンドゥー教の祭日ではないため、賑やかにカウント・ダウンを楽しみます。クリスマス・ホリデー辺りからバリはピーク・シーズンを迎え、外 国人旅行者と国内からの旅行者が1年を通して最も訪れる時期。ホテルやレストランでは様々なイベントが行われ、ローカルの人々はトランペットと呼ばれる紙 ラッパを吹いて、花火を上げて祝います。
1月23日 イムレック ★
Tahun Baru Imlek 2563
中国暦2563年正月。バリを訪れ、ホリデーを楽しむインドネシア国内の華僑の姿が多く見られます。
2月1日 ハリ・ラヤ・ガルンガン ★
Hari Raya Galungan
日本の迎え盆に当たる日。先祖の霊を迎えるために、各家、村の寺院にお供え物を供え、祈りをささげる日。
2月5日 ムハンマド降誕祭 ★
Maulid Nabi Muhammad SAW
イスラム教の預言者ムハンマドが天に召された日。
2月11日 ハリ・ラヤ・クニンガン ★
Hari Raya Kuningan
ガルンガンの10日後にあたる日。先祖の霊を送り返す日。先祖の霊が天界へ帰る前の午前中にお供え物を捧げます。
3月23日 ニュピ(バリ・ヒンドゥー教サカ暦の新年) ★
Hari Raya Nyepi Tahun Baru Caka 1934
サカ暦の元旦。前日には悪霊払いを行い、浄化された元旦当日は火や電気を使用せずに静かに過ごします。前日の夜から翌日の日の出まで家からの外出は禁止され、航空機の離発着さえも行わない日になります。旅行の計画を立てる時には気をつけてください。
4月6日 キリスト受難日 ★
Hari Raya Wafatnya Yesus Kristus
キリストが十字架に架けられた日。
5月6日 ワイサック(釈迦生誕祭) ★
Hari Raya Waisak Tahun 2555
バリではあまり大きく祝うことはありませんが、ジャワ島の世界遺産でもある「ボロブドゥール」では大きな祭典が執り行われます。
5月17日 キリスト昇天祭 ★
Kenaikan Yesus Kristus
イエス・キリストが復活後に天に上げられたことを祝う日。
5月18日 一斉休暇日
Cuti Bersama
祝日と合わせて連休
6月17日 ムハンマド昇天祭 ★
Istra’ Mi’raj. Nabi Muhammad SAW
イスラム教の預言者ムハンマドが天に召された日。
8月17日 インドネシア共和国独立記念日
Hari Kemerdekaan RI
第二次世界大戦で日本軍が降伏した後、旧宗主国・オランダへの返還を阻止するために独立を宣言した日。
8月19日20日 イドゥル・フィトリ(1432年断食明け) ★
Idul Fitri 1 Sawal. 1432 Hijriyah
プアサ(断食)明けを祝うイスラム教の祝日。毎年この時期には多くのイスラム教徒がホリデーを楽しむためにバリへやって来ます。特にクタ周辺は激しい渋滞が起こるので注意が必要です。
8月21日22日 一斉休暇日
Cuti Bersama
8月29日 ハリ・ラヤ・ガルンガン ★
Hari Raya Galungan
日本の迎え盆に当たる日。先祖の霊を迎えるために、各家、村の寺院にお供え物を供え、祈りをささげる日。
9月8日 ハリ・ラヤ・クニンガン ★
Hari Raya Kuningan
ガルンガンの10日後にあたる日。先祖の霊を送り返す日。先祖の霊が天界へ帰る前の午前中にお供え物を捧げます。
10月26日 イドゥル・アドハ1433年 ★
Idul Adha 1433 Hijriah
イスラム教の犠牲祭。メッカ巡礼最終日に当たる日。祈りを捧げた後に神様への生贄である家畜を殺生し、捧げます。
11月15日 イスラム暦1433年新年 ★
Tahun Baru 1433 Hijriyah
イスラム暦の元旦。
11月16日 一斉休暇日
Cuti Bersama
祝日と合わせての連休
12月24日 一斉休暇日
Cuti Bersama
祝日と合わせての連休
12月25日 クリスマス
Hari Raya Natal
バリ島内のクリスチャンは教会でミサを行いますが、国内のクリスチャン及び海外からニューイヤーホリデーを過ごすために旅行者が訪れる、バリが一年で一番賑やかになるシーズンです。
◆お店の営業日
90%以上の人々がバリ・ヒンドゥー教を信仰しているバリは、西暦の他にバリ・ヒンドゥーの2つの暦によって祭日がまわってきます。観光地なのでほとんどのお店は年中無休で営業していますが、午後から営業するお店などもあるので注意しましょう。
また、サカ暦の元旦にあたる「ニュピ(静寂の日)」は前日の夜から翌日の日の出まで火や電気を使用せずに静かに過ごす日。家からの外出は禁止され、航空機の離発着さえも行わない日になります。旅行の計画を立てる時には気をつけてください。
◆バリ島内のイベント
バリ島内では一年を通して様々なイベントが各地で行われます。すでに毎年恒例となっているイベントに加えて、新しいイベントも年々増えているのですが、難しいのは、イベントの前になかなか正確な情報をゲットできないこと。近年は事前に告知されることもありますが、告知は会場近くの立て看板だけということもあれば、始まってから気づく、なんてことも日常茶飯事。今年やっていたと思っても、翌年は中止されていた…なんてことも。というワケで、現時点で正確なイベント情報を提供ることはできませんが、参考程度に2011年に行われたイベントをご覧ください。
クタ・カーニバルクタ・ビーチの砂浜をメイン会場に毎年大勢の来場者で盛り上がるクタの熱いイベント「クタ・カーニバル」。バーテンダー・コンペ、ダンス・コンペ、アニメ・コンペをはじめ、ミュージック・アワード、フード・フェスティバルと毎日イベントが盛りだくさん!
ヌサドゥア・フィエスタバリ島一の高級リゾート・エリアで毎年開催されている「ヌサドゥア・フィエスタ」。バリらしいパレードから幕を開けるこのイベントは、期間中はバリの文化や芸術に触れることのできる催し物がいっぱい!普段は敷居の高いヌサドゥアの5つ星ホテルのダイニングがストールを開き、一流の味がこの日だけはリーズナブルな価格で味わえるのも人気です。
サヌール・ヴィレッジ・フェスティバル昨年で6回目の開催だった「サヌール・ビレッジ・フェスティバル」、開催場所が何度も移り、その都度に規模も大きくなっているフェスティバル。期間中はエキシビジョンやビーチでのイベント、大きな特設ステージでのパフォーマンスなどが行われ、サヌール周辺のレストランの味を気軽な料金で楽しめるとあって、ローカルから旅行者まで訪れる人気イベント。
ウブド・ライターズ&リーダーズ・フェスティバル世界規模のライターズ・イベントをテーマに毎年ウブドで行われる「ウブド・ライターズ&リーダーズ・フェスティバル」では、世界の文学と触れ合い、またインドネシア文学を世界に向けて発信する機会としてエキシビジョンやワークショップなどの様々なイベントか開催されます。文学的な要素だけではなく、映画の上映会やライブなど、ウブド内の複数のレストランや施設を利用して行われるので、期間中はウブドのあちこちでフェスティバルのプログラムに遭遇するでしょう。
PKB(バリ・アート・フェスティバル)昨年で33回を迎えた、バリで一番大規模で知名度のある文化イベント。毎年6月からの1ヶ月間、会場となるデンパサールのアートセンターでは、毎日いくつもの舞踊や音楽が発表されます。バリ島内だけではなく、インドネシア各地から、そして海外からのグループも参加し、芸術三昧の1ヶ月は、このフェスティバルを鑑賞するためにバリを訪れる旅行者の方もいるくらい。敷地内ではエキシビジョンやワークショップが行われるだけではなく、バリのローカル料理が楽しめるエリアや小さな遊園地など、芸術に関心がなくても楽しめるようになっていて、毎晩大勢の来場者でにぎわいます。
バリナーレ海外の映画製作者をバリに呼びこみ彼らの作品を上映し、さらに映画の撮影候補地としてバリ島を実際に見てもらう機会を作るだけではなく、インドネシア映画を海外の制作会社に向けて発表する場として開催されるようになった「バリナーレ」。期間中には新作映画の先行上映や特別な映画の公開、映画作りのワークショップなどが開催されます。開催前にプログラムをチェックして前売り券をゲットしましょう!
プリアタン・フェスティバル芸術の村として名を馳せるプリアタン村で、昨年初開催された「プリアタン・フェスティバル」は、「バリ・アート・フェスティバル」をプリアタンでのみ開催したような、プリアタンの芸術や文化をたっぷりと堪能できるフェスティバル。有名なグループのステージや、普段は観ることのできない貴重な舞踊などが観れ、バリ舞踊ファンやガムラン好きな方には見逃せないイベントです。
レイク・バトゥール・フェスティバルインドネシア文化観光庁大臣ジェロ・ワチッ氏が、さらなるバリ島のプロモーションのために、「まだイベントのないバンリ県に新しいフェスティバルを」と計画された、昨年第一回目が開催されたばかりの新しいイベント。バトゥール山が見渡せる絶景ロケーションに設置された特設会場では、地元ならではの芸能や、カヌー・レースなど、様々なイベンが行われます。バリ島一の観光地・キンタマーニ観光と合わせて訪れてみるのもいいかも。去年は小規模でしたが、今年は大きなイベントになるかも?
詳しいイベント情報は、その都度トップ・ページの「最新ニュース」欄でご紹介していきますので、チェックをお忘れなく~!
◆2012年の最新情報
年々深刻になってきているバリの道路状況。様々な計画が浮かんでは消え、実現しないことも多いのですが、現在のところ予定されている工事計画及びプロジェクトを少しご紹介しておきますね。
シンパン・シウールヌサドゥア、スミニャック、サヌールの3方面から車が流れ込むロータリー「シンパン・シウール」は、南部の交通渋滞スポット。ピーク・シーズンでなくとも慢性的に渋滞が起こるこのロータリーには、かねてから渋滞緩和のための策が検討されてきましたが、バリ州公共事業局は地下道の建設を開始すると発表しました。…と言っても現段階ではまだ工事は始まっていない様子ですが、2012年中の完了を予定しています。
ヌサドゥアとタンジュン・ブノア間の有料道路上記シンパン・シウールの渋滞緩和策の一つが、ヌサドゥアとタンジュン・ブノアを結ぶ有料道路の建設。この2エリア間の渡る海岸沿いのマングローブ林に有料道路を通し、渋滞エリアのシンパン・シウールを通過せずにヌサドゥアとタンジュン・ブノア間を移動できるようにするというもの。今年2012年に工事開始を予定しています。
デンパサールの3イン1
2011年8月18日よりバリ島内の循環バス「トランス・サルバギタ」が、こちらも渋滞解消のために、ヌサドゥア-バトゥブラン間で運行を開始しました。それに続き、デンパサール州当局は、2012年度内に「3イン1」のために12台のトランス・サルバギタのバスを導入を計画しています。「3イン1」は都市部の渋 滞を緩和するために、指定のエリア内への3人以上の乗車でのみ自家用車の乗り入れができるというシステムで、ジャカルタで実施されているもの。2012年 中の実施を目途に、現在計画が進められています。
いかがでしたか? 毎年ものすごい勢いで変化するバリ島。2012年もいろいろな変化がありそうですね~。今年もナビでは最新情報をお届けして行きたいと思いますので、お楽しみに!以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-01-11