キンタマーニだけじゃないョ！自然いっぱいバンリ特集

アパ・カバール、バリ島ナビです！ バンリはバリ島の観光ツアーでは定番の人気景勝地キンタマーニのある県ですが、そのキンタマーニ以外はほとんど観光地がなく、中心部も他の県に比べるととても小さく、観光開発の影響が少ない場所です。ローカルの間では『バンリの市内で…』と話すと『えっ！バンリに街なんてどこにあったっけ？ないでしょ～。はっはっは！』というのが定番のジョークになっているくらい。
しか～し！あなどるべからず、バンリ！！観光開発が及んでないからこその、昔ながらのバリの雰囲気や自然を満喫することができるバンリ、ナビはとっても大好き！今日はバンリのプロモーション隊として、その魅力を皆さんにご紹介したいと思います～。

美しい伝統村で昔のバリを散策！プンリプラン

バンリの観光地といえば、伝統村のプンリプラン。昔ながらの方位決めで造られた村は、中央にメイン・ストリートが一本通るだけの小さな村です。
元々キンタマーニの山間部に住んでいた人々の一部が今の場所に移住してきてできたこの村は、バトゥール山周辺の儀式や習慣を引き継いでいる古い村の一つと言えます。
日中は国内外からの旅行者の立ち寄りが多く、フラフラと村の中を散策したり、家の中を見せてもらったりすることもできます。バンリ独特の竹の屋根と壁でできた建物は、素朴なたたずまい。のんびりとした時間を過ごせます。
プンリプランに立ち寄った際には、『ロロー・チェムチェム』というチェムチェムの葉で作られたハーブ・ドリンクも試してみてくださいね～。

都市部とは異なったのどかな村。お祭りの時は特に美しい！

クヘン寺院

バンリ市内の外れにある石の彫刻が見事なクヘン寺院。地元の人と話す場合は、『クヘン』と言うより、『クフン』と発音した方が伝わりやすいです。
もともとはバンリ王朝の国寺として11世紀に建立されたもの。山の丘陵に沿って登るように建てられていて、正面 からお寺の境内までの階段状のエントランスには目を見張るような精巧な石像や彫刻が施されています。周囲の静寂で厳かな雰囲気と相まって、その神々しさに言葉を無くしてしまいます。
特に寺院祭礼『ブタラ・トゥルン・カベー』の際には、バンリ中のご神体バロンと参拝者が集まるだけではなく、バリの各地からもたくさんの人が集まり、なんとも晴れ晴れしく華やかな祭礼が長期に渡って執り行われます。バンリに来たなら是非立ち寄っていただきたい美しい寺院の荘厳な雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。

バリの中でも美しいと評判のクヘン寺院

自然のパワーで心身を浄化　スダマラでムルカット

このところ有名になりつつあるのが、バンリのティルタ・スダマラ寺院の沐浴場。川のすぐ側の壁面から出る9つの噴水はとても趣があり、フォトジェニックなスポットでもあります。ネガティブなエネルギーを洗い流すことと、病気を治すことで知られていますが、効果はそれだけではなく、高い場所から吹き出す噴水の水を体に受けることで、直接的なテラピー効果もあると言われています。

駐車場から川に向かい下ります

祈りながら沐浴を

見ているだけでも清々しい！

バンリなら滝遊びも！

観光開発が進んでいないバンリだからこそ！のお楽しみが滝めぐり。南部からでも2時間、ウブドからだと1時間で、手つかずの自然の中にある滝つぼにダイブすることができます！
『ニスカラ（目に見えない世界）の沐浴場』と言われ、滝の裏側ある小さな洞窟はバリ・ヒンドゥー教総本山であるブサキ寺院内にあるゴア・ラジャ寺院へとつながる入口だという言い伝えのあるティブマナの滝や、神秘的な雰囲気の中に現れるトゥカッ・チュプンの滝をはじめ、あちこちに滝スポットがあるバンリ。今でも徐々に旅行者が増えていますが、今後さらに人気スポットになること間違いなし！

滝までのアクセスも自然いっぱいで気持ちいい～！

大絶景！バンリのグランド・キャニオン　アントゥンガンの展望台

今年2016年にオープンしたばかりの、今バンリで一番ホットなスポット、アントゥンガンの展望台。ナビは以前からバンリの友人たちと『バンリのグランド・キャニオン』と呼んで時々ドライブに出かけていた絶景エリアにできた展望台です。
簡素な作りの展望台は、だからこそ田舎の素朴な雰囲気で更によし！ただし、か～な～り～高いので、ちょっとドキドキ…。バリの大自然が目の前に迫ってくるような迫力がありますよ～！

バンリ・グルメもお忘れなく！

正直なところですね、バンリにはまだまだ旅行者向けのレストランなどはありません。ローカル・ワルンも、観光地とは違い夜はかなり早い時間に閉まってしまうところがほとんど。でも、バンリには美味しいものがいっぱいあるんですよ～！
その中の一つ、ナビが愛してやまないのがバトゥール湖の淡水魚ムジャイルの料理。カラッと揚げた魚は臭みが全くなく、バンリ独特のスパイスをたっぷりとかけた『ムジャイル・ニャッニャッ』は、ちょっと辛いですが、バンリで絶対食べていただきたい料理。街中のあちこちに食堂があります。

写真を見てるだけでヨダレが…。スパイスたっぷりで美味しい♪

時々贅沢な気分を味わいたいときや、辛い物が苦手な友人をバンリに案内する時には、バンリの町から少々時間はかかりますが、クルンプ・ヴィラないにある『パディ・レストラン』へ。ここでは南部のファイン・ダイニングと変わらぬクオリティのお料理がいただけます。ヴィラのレストランだけありインテリアも素敵だし、晴れた日には遠く向うにアグン山も！