バリ家具☆特集

トラディショナルなものからモダンなものまで、バリ島の家具を一挙にご紹介します~!

アパ・カバール、バリ島ナビです!アジアン・テイストの家具は日本でも人気ですが、バリの家具ももちろんその中に入っています。特にチーク材を利用した木製家具は値段もとてもリーズナブルな上にデザインもいろいろあり、バリ滞在中に利用したホテルの家具やレストランのテーブル・セットに一目惚れ、なんて方も少なくはありません。

一般的にバリで売られている家具のほとんどはカリマンタンやジャワ島の木材を利用して作られています。大きな家具屋さんの場合はバリとジャワに工場を持ち、ショップをバリの観光地に構えているということもよくある話。ジャワの田舎へ家具のためだけに何日もかけて行くのは大変なことですが、バイヤーさんではない限り、そんなことをする必要はありません!旅行中にショッピングのついでに立ち寄れる便利なロケーションにある家具ショップは、雑貨ショップと並ぶくらい多くあり、選択肢もよりどりみどり!そしてほとんどの家具ショップはカーゴ会社と提携していて、家具をかったらそのままカーゴの手配までお願いできてしまいます。今日はそんなバリの家具事情をご紹介してみたいと思います。

モダン家具

まずは日本でもアジアン・テイストを演出するインテリアのアクセントとして「バリ家具」の名を世間に知らしめたモダン家具から。シンプルな家具はゴテゴテとした装飾を使わずに、日本の住宅にも自然と馴染むようなデザインでありながらも、どこかしらアジアっぽさも感じられるエキゾチックな仕上がり。以前は木の素材感を前面に出した仕上げのものが主流でしたが、海外からのデザイナーの参入で、今バリのモダン家具の意匠は多岐にわたります。天然木をふんだんに使用した家具は温かみもありますが高級感も漂い、お部屋においただけでラグジュアリーな空間に変身してしまうアイテムが揃います。

トラディショナル

ご当地バリ式のスタイルは緻密な彫刻が施されたきらびやかな家具たち。熟練の木彫士たちが、こつこつと長い時間をかけて丁寧に仕上げた「ピントゥ・バリ(バリ式観音開き扉)」やパーテーションなどは、バリの人々が家を建てる際には競うように豪華なものを使いたいと夢見る憧れの家具。日本人にはあまりこのデコラティブな見た目が好まれないようですが、バリの伝統様式で造られた家具は、実は欧米人旅行者などにも人気があります。バリの神話や植物などのモチーフは、眺めているだけでもちょっと優雅な気分になるアイテムです。

バンブー

そしてもう一つ、バリの伝統工芸として現在も造り続けられているのは「竹の家具」。昔は中級ホテルやバンガロー、そして安宿ロスメンには必ず置かれていた定番の家具で、この竹家具を見るとバリらしさを見出す人も多い、昔ながらの定番アイテムです。竹家具のデザインは今も大きな変化はありませんが、最近ではエコ・フレンドリーな家具としての注目も集めています。

ナチュラル/プリミティブ

木の元々の曲線を生かして造られたナチュラルな家具や、貴重な熱帯材の一枚板で造られた家具も、定番人気家具の一つ。以前から欧米人には人気があったアイテムですが、ここ最近続々と店舗が増えて需要が増しています。小さな家具はお部屋やショップのちょっとしたアクセントに、そして大きな一枚板から造られたテーブルは、バリ島内でも高級ヴィラなどで目にすることが。

アンティーク

バリのアンティーク家具店で見かけるアイテムは、そのほとんどがジャワ島のアンティーク+他島のもの。ジャワには豊かなチーク林があるため、昔は木材で造られた住宅や家具が多く、それらが年月を経た今アンティーク家具として注目を浴びています。デザインもジャワ独特のものとオランダ占領時代のコロニアル様式がミックスされたものが多く、バリに比べるとジャワの建築様式は非常にシンプル。インドネシア語で「アンティーク」とは、古いものという意味ですが、一般的に使用される意味合いとは若干ことなります。街中にはよく「ANTIQUE –Made to order-」と書いてある看板があり、ナビも最初はビックリしましたが、これは古材を利用して作られた家具を指します。

オールウェザー

今バリで勢いのある家具といえば、全天候型の「シンセティック・ラタン」、合成ラタン家具です。初めて登場した時には「う~ん、なんかちょっとウソっぽい!」と思ったナビでしたが、屋内外を問わずどこにでも設置することができ、天然素材のものから比べると劣化が非常に少なく、オープンスタイルが主流のバリで、どんどん需要を増している家具。デザイン・ヴィラやオシャレなレストランでも見かけたことがある方もたくさんいらっしゃるはず。当初と比べると、このシンセティック・ラタンも進化し、現在ではパッとみただけだと本物のラタンと見間違えてしまうものもあるくらいです。

エリアで見る家具ショップ

バリで人気の家具の代表選手をご紹介してきましたが、それぞれ異なった魅力がありますよね。今回ご紹介した以外にも、ウォーターヒヤシンスやバナナの幹、ココナッツの木などを使った家具、ラタンや鉄などまだまだいろんな種類の家具がバリの道路脇のショップには並びます。その数は、お土産屋さんや雑貨店に引けを取らないくらい!そんな家具屋さんをおおまかにエリア分けしてみました。

■バイパス沿い
ヌサドゥアからトパティまでのバイパス沿いには大型家具店がズラ~っと並びます。特にジンバランはラタンや建築用ストーンやタイル、そしてシンパン・シウールからサヌールにかけては大型ショップやアンティーク家具店が多く集まります。

■サンセット・ロード
アンティーク家具やシンセティック・ラタンのショップが多いエリアです。

■スミニャック
キレイなデザイン家具ショップや雑貨と一緒に家具を売るコンセプト・ショップなどが多いエリア。

■マス
ナチュラル家具やジャイアント・ウッドを使用した家具が集まるエリア。場所柄細かいバリ式彫刻を施した家具を売る店もあります。

■テガララン
ナチュラル系の家具や、お土産っぽいチープな家具も揃う雑貨街道。キュートなペイントを施したものなどもこのエリアにはいっぱいあります。

と、大きく分けてみましたが、これ以外にも家具店はまだまだたくさんあって、全てご紹介するのは至難のワザ。ナビも家具探しは大好きで、しょっちゅうウロウロしながら掘り出し物を探しに行っていますが、そんな時に行くのはメインストリートから入った裏道。表通りには大きなショップが並びますが、裏通りには小さなマニアックな品揃えのお店があったりするんですよ。まずは大きなショップでどんな品物があるかチェックして、どんどん家具探しのじゃらんじゃらんを楽しんでみてくださいね。以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-04-21

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